翌日も仕事を半休取り、午後から面会へ行った。


この日は大雨だった。


主人は仕事だった為、私1人で雨の中高速を走る自信はなくて


電車を乗り継いで、鑑別所に向かった。


着いて、受付を済ませると、


「今日は取り調べに警察署へ行ってるので、ここには居ません。」と。


「面会時間内に鑑別所に戻ってきたら会えますが、過ぎると会えません。どうされますか?」と。


この日は金曜日だった。


週末は面会が出来ないので、絶対に会って帰りたかった。


今日会えなかったら3日会えないことになる。


絶対あの子もしんどいはず。


国選弁護人からの動きがあったかも聞きたかった。




「面会時間ギリギリまで待ちます。」


と伝え、待合室で待つことにした。




待ってる間、色々な家族が面会に来る。


母親と妊娠中の婚約者。


学校の先生と弁護士。


母親と小さな(恐らく)弟。


みんな色々な事情を抱えてるんだなぁって。


でもその中には、ここは何の待合室か理解してますか?と言いたくなるほど、


ふっつーの声量、トーンで世間話をして待つ人達も。


そうなってはいけないと思った。


そんな心境にはまずなれないけれど、


今私達家族がこの環境に置かれてる意味をしっかり理解して


自分にも顧みる点がいくつもある事を忘れてはいけないと


強く強く思った。