取り調べなどで不在の時もあるとi先生から聞いていたので、収容されている鑑別所へ電話をした。


私「昨日そちらへ移された〇〇の母ですが、今日は本人取り調べなどで出ておりませんか?」


鑑「お電話ではお伝えできませんので、こちらへ来て身分証等確認させて頂いてからのお伝えとなります。」


そうですよね。


詳細知らない他人が電話をして、収容されてるのか知りたいと思っただけでも、知られてしまうから。


それだけ重大な事を起こして、それだけ大変な施設にいるのだなと再認識する。


差し入れできるとされている、家族の写真や本などを数点準備して出発した。


高速に乗り、1時間ほどで到着した。


住宅街の中に突然現れた施設。


こんな住宅街にあるんだ...


でもどこか殺風景な建物で、敷地内は異空間な無機質な感じがした。


ここに息子がいるんだ...


3日前まで普通に一緒に暮らしていたのに...


なんとも言えない感覚に晒された。




受付で身分証を出し、本人確認をされる。


荷物(携帯電話も)は全てロッカーへ入れ、順番を呼ばれるのを待つ。


番号で順番が呼ばれたら、鍵が開けられ、中待合室的なところに通される。


そこで空港の金属探知機?のようなものに通され、又少し待つ。


少しすると声をかけられ、面会室へ案内される。




いよいよ会える。




不安と心配と、この3日間の色々な感情が入り混じって既に泣きそうになっていた。