夕方18時ごろ
i先生から主人へ着信。
主人の口調からすぐに理解した。
無理だったんだ.....
勾留決定。
恐らく、被害者と息子の供述が相違している点が、否認として扱われているのではないか。と。
だから、被害者とコンタクトを取ったり圧をかけたりと、証拠隠滅の可能性があると理解されたかもしれない。と。
そんな勇気、彼には持ち合わせていません...。
正確には、「勾留に代わる観護措置」というものだった。
通常、勾留とは、警察署の留置所でされるそう。
ただ、そこは大人の犯罪者も同じ。
気のおかしな人間も。
そして環境的にかなり辛い、と。
だから未成年には、勾留期間を留置所ではなく、鑑別所で過ごせる制度があるのだとか。
留置所と比べると鑑別所は環境的には随分マシにはなるそう。
少しでもマシな環境に移してもらえる事は、まだ良かったのだけれど....
勾留に代わる観護措置は10日間。
そこから恐らく観護措置(=引き続き鑑別所で鑑別される)が取られて、さらに4週間鑑別所収容となる可能性がかなりの確率で高くなってしまった。
週明けには新学年が始まる時期に差し掛かっていた。
計算するとGW明けまで出てこれない。
今まで毎日学校に行っていた生徒が、体調不良と嘘をつくのは不可能に近い。
あの子の青春が
あの子の今後の人生が
あの子の将来の夢が
一気に真っ暗闇に堕ちていった気がした。
被害者の方のお気持ちを考えると、加害者の将来なんて知ったこっちゃない、自業自得だと思います。
私が逆の立場でもそう思うと思います。
でも、私達はあの子の親なのです。
この期に及んでも、大切な息子です。
その大切な息子のために。
これから出来る事を、私達なりに。
まだまだ模索していく日々が始まりました。
i先生の任期は、たった数時間で終える形となりました。