山路力也です。

ちょっと前の蔵出しになりますが、
代々木八幡の「シャントレル」に行って来ました。
昨年夏のオープン以来、気になっていたのですが、
ようやくタイミングが合って行く事が出来ました。



代々木八幡から歩いて数分。上原からも徒歩圏内。
通りから一本入ったいわゆる路地裏系です。
白木のカウンターと真っ白い壁が印象的で、
オープンキッチンのライヴ感あふれる店内。
独特のレイアウトでカウンター使いも出来れば、
ゆったりとテーブル席で楽しむことも出来る空間です。
いわゆる女子率が高い可愛らしいお店ですが、
この日はむさ苦しい野郎三人で突入です


こちらのオーナーシェフである中田雄介さんは
名店「ラ・ブランシュ」「ラルテミス」の出身
です。
店名の「シャントレル」とは聞き慣れない言葉ですが、
シェフがフランスの森で採っていた思い出のキノコの名前とか。

料理は3種類のコースとカルトがあって、
シェフお任せの10,000円のコースの他は、
デセールとカフェが無い4,800円と6,800円の2コース。
この日は6,800円のコースをお願いしました。

デザート無しで6,800円という価格は、
カウンターフレンチスタイルのお店にしては、
ちょっと高めの設定に感じますが、
華やかでボリュームのある料理を食べれば
むしろCPが良いと思えるほどです。
デザートは後で足せばいいやと思っていましたが、
実際お腹いっぱいで不要でしたから。







アミューズやメインはプリフィクス。
各々が好きなものを選ぶことが出来ますので、
当然3人なので3種類を楽しむ事が出来ました







中田シェフのスペシャリテである
「タスマニアサーモンの瞬間燻製」
ラルテミス時代にも食べたことがありますが、
ほんのりスモーク香る肉厚のサーモンと
フランス産の太いアスパラとの
食感と香りのコントラストが素晴らしいです。







この日のメインは牛、鶏、そして兎。
前菜からスープ、メインに至るまで、
どの料理もしっかりとした力強い調味で
舌に鮮烈な記憶を刻み付けるものばかり
ボリュームもしっかりあるので、お腹いっぱいになります。

スマートで適度な距離感の接客も心地よく、
ストレス無く時間を過ごすことが出来ます。
時にはキッチンのシェフとも会話を楽しみながら。
カウンターフレンチの醍醐味とも言えるでしょう。

最後はシェフが出口まで出て来てくれて
にこやかにお見送りをしてくれました。
こういう心遣いが嬉しいものなのですよね。

この日は僕が大好きな若手ラーメン職人さん2人、
「ラーメン凪」の生田智志さんと、
「ソラノイロ」の宮崎千尋さんと一緒でした。
美味しいラーメンを作る人は美味しい料理も知っていますね。
この日も楽しい時間を過ごすことが出来ました。




【Les Chanterelles】
東京都渋谷区元代々木町24-1
03-5465-0919