3月14日に第5回WCHJ(仮称)超党派議員連盟総会勉強会が開催されたそうですが、原口一博議員(元総務大臣)がYouTubeチャンネルで動画をアップして下さっておられますので、こちらにも貼っておきます。

 

 

(1時間23分15秒)

 

■WHOの暴走ぶり

現在、WHOの総会で投票権を持つのは183カ国で、議案についての定足数は96か国だそうです。

 

 

そうであるならば、2022年の5月に「承認された」とされるIHR改正案というものは果たして正当な手続きを踏まえたものだったと言えるのでしょうか?

 

 

その点について、第5回超党派議連総会勉強会の冒頭で、林千勝氏が、実際の映像を示しながら、舌鋒鋭くご指摘なさっておられました。

 

 

そもそも、2022年5月22日のWHO総会で「IHR改正案が承認された」際の会場の様子はこのような状況だったそうです。

 

2022年5月27日のWHO総会のときに国際保健規則(IHR)第59条改正案承認の際、上の写真のように著しく出席数が少なく定足数に満たない状況なのに、議長が賛成、反対などの票を数えることもせずに、「草案を承認しますが、反対意見はないですね」「反対意見はないですね」と3回繰り返した後、従いまして改正案は承認されました」と宣言した、というものだったそうです。

 

 

現在WHOの執行理事で、このとき総会の議長を務めていたのは、中谷比呂樹(注)という日本の方のようです。

 

 

翌5月28日WHO総会の様子がこの写真のような状況だったそうです。

 

 

翌日も、183か国の3分の1も出席していない状況(出席国は88だった)だったそうです。このとき、投票権を持つ183カ国の内の過半数の95か国が欠席で、席国は88、投票した国は僅か58か国に過ぎず、30カ国が棄権(事実上の反対)で、採決の定足数に満たない投票で「賛成58票、反対0」という状況で採決に踏み切るという目に余る暴走ぶりだったようです。

 

 

そして、このとき、WHOの総会議長として暴走に加担している人物は残念なことに、中谷比呂樹という日本の方だったようです。

 

 

しかも、この議題(IHR改正案)は日本が共同提案したものだったそうです(!)

 

各国政府、国際保健規則 (2005) の改正合意に向けて前進 | 公益社団法人 日本WHO協会 (japan-who.or.jp)

 

 

議連のアドバイザーで、近現代史研究家の林千勝氏

 

(動画の39分20秒の辺り)

林千勝氏によれば、WHOの暴走ぶりに前向きについて言っている国は半数に遠く、(日本などの)60か国に過ぎず、2022年5月のIHRの改正修正案の最終版を決めた委員会は議決時の定足数のルール「ルール85」(過半数)を無視したもので、この出鱈目に対してサウジアラビア、エジプト、中国が抗議したそうですが、WHOの法律顧問はこのルールを無視して、本会議のルールを適応して「IHR改正案は承認された」と主張している。

 

 

つまり、この採択には厚労省の官僚のいう「(欠席国の)委任状云々」は通用せず、やはりルール違反なのだそうです。

 

 

スウェーデンのレスターシャー州議会議員のAndrew Bridgenさんという方がストックの街角で市民の前で行っていた演説で表現されたような、多くの人々が抱いている人権や民主主義的価値観、国家の主権に危機についてまでの懸念が起こっているのも、こうしたWHOの出鱈目ぶりからですが、この組織は既に「法務部」が機能していない組織(麻生副総理より)であり、信頼に値しない組織であることがよくわかります。

 

 

そして悲しいことに、日本WHO協会や厚労省はそのおかしなWHOの暴走ぶりに対して疑義を呈するどころか、恰も喜々として片棒を担いでいるという状況のようです。

 

 

(注)中谷比呂樹WHO執行理事、

慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所の特任教授なのだそうです。

世界をめざす君に,グローバル・ヘルスのすすめ(中谷比呂樹) | 2016年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院 (igaku-shoin.co.jp)

 

 

参考:

第4回WCH(仮称)超党派議連総会勉強会動画(原口一博議員他) | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

第4回WCH(仮称)超党派議連総会勉強会動画(原口一博議員他)② | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

超党派議員連盟大議論会①村上名誉教授「大人も子供も今ひとまず接種をやめて問題を検証すべき」 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

超党派議員連盟会②井上名誉教授「mRNAはコンセプトが破綻しており、期待とは別の方向に進んだ」 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)