2月14日(水)午前。御厨神社の前に明石藤江の青龍神社を参拝しました。

 

 

青龍を連想させる手水舎の屋根。この時期、水が冷たいので、お清めは省略。

 

 

祭神は日本国を建国したとされる神武じんむ天皇、その父母である葺不合命ふきあえずのみこと玉依姫命たまよりびめのみこと、氏姓改革を行ったことで知られる允恭いんぎょう天皇、海の神・少堂海神わたつみのみことと、小さい神社の割にたくさんいます。

 

 

社伝によると、建長6年(1254)、厳島社を奉祀するこの地に社殿を興し、現在の祭神を勧請し、改称したのが始まり。明治7年(1874)、村社に列せられ、現在に至ります。

 

 

とりあえず神様に挨拶。その後、誰もいないのをいい事に、軒の彫刻をじっくり見ました。

 

 

手前の彫刻は鳳凰。

 

 

脇の彫刻は獅子。

 

 

奥の彫刻は龍。鈴の後ろにあるので撮りづらく、思いのほか小さくてがっかりでした。

 

 

拝殿左に蛭子命ひるこのみこと市杵島姫命いちきしまひめのみこと、土地守護神の三柱を祀る祠。

 

 

拝殿右に逢拝所があります。

 

 

柔らかな光を浴びて咲き誇る白梅。

 

 

白梅があれば紅梅もあるはずと思い、探してみると燈籠のそばにありました。

 

 

淡い紅色の花。八重の大輪で優しい感じがします。

 


藤江出ノ上遺跡の説明板によると、神社の境内で縄文式土器や石鏃せきぞく、すり石、たたき石などが出土し、縄文時代中期から後期にかけて、人が生活していたと判明。

 

 

当時の気候は今より暖かく、海水面が上昇し、現在の岸の下まで海が入り込んでいたとみられ、縄文人はこの海辺近くの台地上で、狩猟・採集生活を送っていたとされています。

 

 

青龍神社は高台にあるのに、縄文時代は海が近かったとは驚き。縄文人も石段の上にある神社を見て驚くことでしょう。

 


龍の彫刻目当ての参拝だったので、藤江駅から徒歩7分とアクセス良好なのがなによりでした。