先日の続き。
エサやりの時、ボスざるが来るとサルたちはその場を離れ、ボスざるが去ると再び寄って来るという面白い光景を目の当たりにしました。ボスざるの偉い所は、エサをもらうとすぐに立ち去り、エサを独り占めしない所です。
ボスになれるのはメスにも人気のあるサル。弱い者いじめをするサルは、ボスになれたとしてもすぐに引きずり降ろされます。また、ボスの任期は平均5年。自身で衰えを感じた時、他のサルにその座を譲り、引き継がれていきます。
展望台に上りました。
下は広場で、正月三が日はサル文字を作るイベントがあります。
今年は亥年なので、サルたちはイノシシの「ゐ」を描きました。
温暖な気候で育った淡路島のサルは、野生の日本ザルにしては温厚な性格で、皆で仲良くエサを食べる習慣があるため、文字の上にエサを撒くと、こうしてサル文字を書けるそう。
こちらはとても寒い日の夕方に見られるサル団子。寒ければ寒いほど、たくさんのサルが身を寄せ合い、団子が大きくなるそうです。
敷地の奥にサルの供養塔がありました。
ここの誓願観音像は、サルを抱いているのが特徴です。
伝説のボスざる、コータくんの供養塔もありました。
モンキーセンターでの2時間半は、ほとんど資料館で過ごしました。写真に入れた文章は全て資料館で得た情報です。
他、妊娠中のサルが農薬のかかった食べ物を口にすると、障害のあるサルが生まれる確率が上がるとか、障害のあるサルや赤ちゃんザルを皆で育てている、人間と同じように花粉症やインフルエンザにもかかるといった記事もありました。
サルは午前9時頃、エサを求めて人里に現れ、午後5時頃、山に帰って行きます。
サルを見れる確率は月によって違い、エサが豊富な秋は山から下りて来ないため、モンキーセンターには現れないそう。
山の中にはサル以外の動物も色々いて、今回は鹿に遭遇しました。
時刻は午後3時前。入口付近はサルの溜まり場になっています。
西日が当たり始めたのでしょう。
海には目もくれず、ペアになって毛づくろいをしていました。
坂を下って出口に向かいます。
帰りもサルたちに見送られ、モンキーセンターを出ました。
バスが来るまで売店で時間つぶし。
売店はサルのぬいぐるみやグッズは充実していましたが、食べ物は品薄でした。
お土産にカスタードクリーム入りのベビーカステラと、サルの顔をあしらった金太郎飴を購入。
上灘線コミュニティーバスに乗り、洲本バスセンターに戻りました。
おわり