8月1日(火)シダレミュージアム。2024年1月8日(月)まで展示のアート作品を見ました。

 

 

ガーデナー・木村友美によると、ここは花咲く草原をイメージした「光と風のメドウガーデン」。ニッコウキスゲが見頃でした。

 

 

瓶詰のドライフラワーは、真冬に主役を張ることでしょう。

 

 

写真家・齋藤陽道はるみちの作品を見ながら、スロープを昇りました。写真集『感動』より、六甲枝垂れのキーワードである「自然・水・人・出会い」の4つの題材を選定。季節ごとに展示替えがあります。

 

 

夜の雨。窓ガラスに滴る水滴。

 

 

謎の物体。おそらくシャボン玉。

 

 

雨上がりの滝。水量が多くて迫力があります。

 

 

独特の形をした雲。あたかも蓮の葉が空に反射しているよう。

 

 

隣に雲の形によく似た蓮の葉の写真がありました。

 

 

スロープを昇り切ったところに、大きなおむすび!

 

 

現代美術家の佐川好弘が、六甲枝垂れを縁結びのパワースポットに見立て、御神体として祀った大むすびです。

 

 

大小さまざまなおむすびから、大きめのものを取って願掛けしました。

 

 

そのおむすびを持って展望台エリアを一巡。

 

 

元の場所に戻して参拝終了。参拝した人たちは、その後良縁に恵まれているでしょうか?

 

 

おむすび良縁祈願に関連して。展望台の入口に「恋みくじ」がありました。六甲ミーツ・アート芸術散歩2010出展アーティスト・イチハラヒロコによるリバイバル作品です。

 

 

そして常設の「#ROKKO」。これも佐川氏の作品だったとは意外でした。

 

 

「人生」も佐川氏の作品です。数年前の六甲ミーツアート作品で、なんと!スライダーにバージョンアップしていました。

 

 

飛び乗った反動で動くスライダー。題名通り、あっという間に終わります。

 

 

一番面白かったのが、杉山兄弟のシャボン玉広場。

 

 

人がいないのをいいことに、何度も何度も飛ばしました。

 

 

そして、現代工芸家・ミズグチグッチのシダレブランコに揺られて、海側の景色を満喫。

 

 

展望台の裏側に、イラストレーターSaigetuのパラレルフォトスポットがありました。「誰かが見た風景」をテーマに作品を制作する作家で、これは六甲展覧台の風景を描いたものと思われます。

 

 

展望台の中には、今いる六甲枝垂れや、六甲ガーデンテラスの景色をモチーフにした作品がありました。

 

 

 

 

続いて、現代美術家・大村雪乃の作品「六甲山の四季」。備え付けの丸シールを指定の場所に貼って、会期中に作品を完成させていく参加型ワークショップ作品です。

 

 

 

風室ふうしつに入りました。

 

 

室温は22度。真夏なのにひんやりとしています。

 

 

説明板によると、空から降って来た雨が冬に「氷棚ひょうだな」で氷となり、「氷室ひむろ」から融け出して水となって水盤に貯まり、

 

 

太陽光で水蒸気に変わって空に戻っていくしくみだそう。

 

 

風室には、電子音楽家・Hirotaka Shirotsubaki作曲、夏をテーマにした音楽が流れていました。

 

 

氷室の中は真っ暗。転ばないよう、抜き足差し足進んでいきます。

 

 

奥の部屋に、アートディレクター・大垣ガクの六甲山の自然をテーマにした光のインスタレーション作品「森、風、水、」がありました。

 

 

幼子の姿をした森の精霊

 

 

幼子の姿をした風の精霊

 

 

幼子の姿をした水の精霊

 

 

別室に、六甲枝垂れの風の流れを可視化する光のアート作品。森、風、水の精霊が光の粒子となって現れます。動画の撮影が可能でした。

 

 

六甲枝垂れは何度か訪れていますが、氷室に入ったのは初めてです。氷室の中を見て、風室のしくみがようやく分かりました。

 

 

光のインスタレーション作品「森、風、水、」に関連して。展望台の陽室に「太陽の精霊」がいます。

 

 

展望台の窓から、視力測定の「C(ランドルト環)」が見えました。ヨコヤシマムラというアートユニットの作品で、「遠くの緑を見ると目が良くなる」から着想を得たそうです。

 

 

展望台の裏に一つ。

 

 

六甲ガーデンテラスに一つ。

 

 

氷棚のそばに一つ。

 

 

シダレミュージアムの入口にも一つありました。

 

 

近くで見ると超巨大!ランドルト環はどれも同じ大きさなのに、見る距離によって大きさが変わる面白い作品です。

 

 

入場料は1,000円ですが、阪急の株主優待券が使えます。私は金券ショップで買い、400円で入りました。

 

 

つづく