11月18日(金)の散策記、最終回。
石水院に入りました。
石水院は明恵上人(1173~1232)時代の唯一の遺構。上人が後鳥羽上皇より学問所を賜ったものとされています。
また、鎌倉初期の寝殿造の面影を残す建造物としても貴重であり、国宝に指定されています。
拝観料は800円。渡り廊下を歩いて奥に進みました。
途中のお庭はもうひとつ。
奥の部屋の入口に善財童子像が置かれています。
明恵上人が敬愛した善財童子像。
欄間には、富岡鉄斎の木額「石水院」がかかっていました。
備えつけのスリッパを履いてお庭を歩きました。
紅葉がカラフルで華やか。
特に説明はありませんが、これらの石も何らかの意味がありそうです。
遊歩道が川のよう。
外から見ると、こぢんまりとした建物でした。
山を借景にした庭。
お庭は縁側から見た方が綺麗です。
さて、明恵上人の時代はどんな景色だったのでしょう?
縁側を半周しました。
最後に皆がやっていたように、柱を入れて撮影。
観光シーズンは写真を撮りたい人が多いので、のんびり寛ぎたい人には酷かもしれません。
寺宝は色々ありますが、平安時代~鎌倉時代の国宝《鳥獣人物戯画絵巻》のレプリカが圧巻でした。
今回お茶席はパス。
渡り廊下を歩いて、元の部屋に戻りました。
記念に鳥獣人物戯画絵巻のクリアファイルを購入。350円と意外に安価です。
表が甲巻より《猿追》。
裏も甲巻より《相撲》です。
石水院を出て、裏参道を歩きました。
間雲亭を通過。
あずまやを通過。
裏参道にも拝観受付がありました。
おそらく高山寺を最初に拝観した場合は、裏参道から入ることになるでしょう。
道路が見えてきました。
曲がり角に、高山寺の境内である事を示す石碑があります。
バスの時間が気になりますが、紅葉が綺麗でなかなか前へ進めません。
高山寺を出たのが午後4時半。
道向かいにバス停があり、既に行列ができていました。
栂ノ尾から乗って正解です。次の槙ノ尾からだと立ちっぱなしで約30分、阪急大宮駅までバスに揺られるところでした。
おわり