引き続き、11月18日(金)の散策記です。
ここは高山寺の表参道。
記念碑によると、平成6年(1994)12月17日に世界文化遺産登録されたそう。
入山料(500円)を払って境内へ。
石灯籠の向こうにそびえ立つ北山杉。
境内は神聖な雰囲気が漂っていました。
石段を昇り切った所に金堂があり、釈迦如来像が祀られています。
金堂の隣に春日明神社。
少し離れた所に宝塔があります。
よく整備された道を歩きました。
かつてこの辺りに石水院があったそう。
今の石水院はだいぶ南にあります。
仏足石への道を歩きました。
仏足石はお釈迦様の足の裏。
仏像の代わりに置くもので、この上にお釈迦様が立っているとか。
足の大きさからして、お釈迦様は大柄だったよう。
元の場所に戻りました。
石段を昇った所に、明恵上人(1173~1232)の御廟があります。
明恵上人は高山寺中興の祖。
開山堂の入口に手水鉢があり、ちょっとした映えスポットになっていました。
紅葉した木の下に、聖観音像が立っています。
その奥に開山堂があり、明恵上人像が祀られていました。
坂道を下りました。
北山杉の隙間から、先ほど歩いた金堂道が見えます。
遺香庵庭園は立入禁止。
解説板によると、明恵上人の700年遠忌を記念して、昭和6年(1931)に作られた茶庭だそう。
道向かいに、日本最古之茶園碑がありました。
解説板によると、栄西禅師が宋から持ち帰った茶の実を、明恵上人が栂尾山内で育てたのが茶の栽培の始まり。
さらに上人は高山寺の茶の苗を宇治へ移植。その時からでしょうか?日本最古の茶畑は、立入禁止で荒れていました。
生け垣に咲いているお茶の花が、当時の面影をかすかに残しています。
お茶の花は蕾が多く、11月いっぱいは楽しめそう。
近くに石水院があり、拝観しました。次回この内容を記事にします。
つづく