六甲山サイレンスリゾート2階、アートギャラリーAに入りました。
展示作品は《みんな違う》。作者の岩谷雪子(1958~)は、2019年の六甲ミーツアートで、六甲山で採集した植物による作品を六甲ケーブル山上駅構内に展示し、公募大賞を受賞しています。今回賞は逃したものの、一室貸し切りでバージョンアップしていました。
それでは作品を見ていきましょう。
コウヤマキ
タツナミソウ
ウバユリ
スズメノカタビラ
キクバヤマボクチ
ヘラオオバコ
コアジサイ
タチツボスミレ
イタドリ
チガヤ、ミルクピッチャー
オオシマザクラ、サイレンス養蜂場のハチミツの瓶
オオシマザクラは種が拡散して子孫が繁栄するそう。
ウマノチャヒキ、スプーン
ヤマモミジ
ヒメクグ
カヤツリグサ
ニワザキショウ
ススキ
ハルガヤの穂、種子、グラス
ハルガヤの種子って飛び降りるんですね。
その様子を捉えた映像がありました。
ハルガヤの種子は、空気の乾湿により、捻じれた部分が緩んだり縮まったりする事により、先が動くという性質を持っているそう。
こちらはグラスいっぱいに入った種子。
日が当たり始めると、乾燥する事により動き出します。
グラスの淵から飛び降り、落ちた後も少しずつ移動する。この種子独特の性質です。
ここで作品の題名が《みんな違う》だった事に気づきました。今回の作品は芸術的というより科学的。ジャンルの垣根を超えています。