日本庭園に入りました。
ぺこぺことかわいらしい動きをする鹿威し。
今や庭園のアイテムでしかない石燈籠。
ツワブキが彩りを添えています。
飛び石を渡った所につくばい。
サイコロのような燈籠。相楽園の日本庭園の見どころは、多様な燈籠だとか。
それはそうと、お目当ては紅葉。
ドウダンツツジが赤く染まっていました。
近くで見ると、さらに赤が濃く見えます。
11月中旬、紅葉は全体的に色づき始めでした。
松が多いので、黄色は欲しいところ。
船屋形の周りは見事な三色でした。
ここに黄色い菊を配したのはとてもいいですね。
ここにも水琴窟がありました。
またいつか、相楽園パーラーから日本庭園を見下ろしたいものです。
日当たりの良い所は、紅葉が進んでいました。
やはりモミジの葉は絵になります。
水面に近い葉を撮ってみました。
しゃがんだので、鯉はエサでも貰えると思ったのでしょうか?
足を進めると、船屋形が近づいてきました。
対岸には茶室が見えます。
五葉松が鮮やかで綺麗。
ここはビルに囲まれた都会の庭園。
飛び石を渡りました。
進行方向右手に二段落としの滝があります。
石の洞窟を潜った所に、船屋形がありました。
説明板によると、この船屋形は、江戸時代、姫路藩主が河川での遊覧に使っていた『川御座船』の屋形部分だけが陸上げされたもので、建造年代は、1682~1704年の間と推定されているとのこと。
木造2階建、切妻造桧皮葺で内部は1階2階とも3室に分かれていて、前方より「床机の間」「上段の間」「次の間」となっているそう。
ようやく庭園を半周しました。
足元につくばいと小さな燈籠。
よく似ていますが、頭でっかちな別物。
又新亭跡に出ました。
ここで相楽園について説明。
相楽園は、元神戸市長 小寺謙吉氏の先代、小寺泰次郎氏の本邸に営まれた庭園で、明治18年(1885)頃から築造に着手され、明治末期に完成したものです。
昭和16年(1941)以降神戸市の所有となり、中国の古書『易経』の一節にある「和悦相楽(わしてよろこびあいたのしむ)」からとって「相楽園」と名付けられました。
ここで気づいたのですが、「相楽園」って小寺家私邸時代からの名称ではなかったんですね。
茶室の名は浣心亭。ツツジが満開の時にはお茶会が行われるそう。
階段を昇り切り、あずまやの前まで来ました。
少しだけ、紅葉した木があります。
その木はモミジでした。
あずまやから下を覗きこむと、小さな滝が見えました。
この滝も二段落としです。
日本庭園もこれで見納め。
階段を降りて芝生広場に出ました。
お手洗いは日本庭園の外にあります。
土塀の向かい側に、大きな白松の木を発見。
近くに阪神・淡路大震災で倒壊した鳥居で作ったという、震災復興記念碑がありました。
菊花展の順路に従って歩いていたら、これらの展示物はおそらく見ないでしょう。
相楽園は見どころがいっぱいで、結局2時間ほど滞在しました。
おわり