今回は、国立国際美術館で見た「メル・ボックナー」展を振り返ります。以下の文章は美術館のHPから一部引用しました。
メル・ボックナー(1940~)は、その60年近くにわたるキャリアの中で、コンセプチュアル・アートの中心的存在として、彫刻、インスタレーション、絵画、ドローイング、写真など様々な媒体を用いて作品を制作してきました。
『セオリー・オブ・スカルプチャー』には、とりわけ「彫刻」の根底にある基礎的な概念に対する作家の探求心の全てが表現されています。
『セオリー・オブ・スカルプチャー』は、21の作品群から構成されていました。
上から順に《測ること 五つ》《五つ…》《六つの間》《五つの石/四つの間》《五つの中に四つある》
《可逆性》
《5=5》
《基数対序数5》
《一対一》
《四つ、四つ、四つ、四つ》
《三つの石/三つの間》
《円状の七つ(外側の1)》
《円状の七つ(内側の1)》
《四つの五つ》
《等しく不均衡》
《三角と四角の数》
《ピタゴラスの定理についての黙想》
《面》
《+Ten》
《10への十》。題名を見て初めて何を表した作品か分かるという有様。
このように作品のドローイングがあったからこそ、場所が変わっても再現出来たのでしょう。
午後8時、退館。
科学館の前は天の川。
清水九兵衛の彫刻作品の前を通り、新福島駅に向かいました。