1月18日(水)京セラ美術館訪問記、最終回。
アンディ・ウォーホル展は大盛況。特設ショップもごった返していました。
身内は花よりだんご。現地の食べ物は要チェックです。
チョイスした京土産は、ウォーホルの《花》を形どった鍵屋良房の干菓子。
そして聖護院の生八ッ橋。見ての通り、包装紙にウォーホルの生花作品が描かれています。
付属のポストカードは、私がシリーズの中で最も好きな作品。当たりくじを引いた気分でした。
本館に戻る途中、フォトスポットを発見!
あたかも《銀の雲》の中にいるかのような写真。
それから《花》の壁紙をバックにした写真も撮れました。
トライアングルでは、藤田紗衣(1992〜)の作品「仮想ボディに風」を見ました。
「仮想ボディ」は、活版印刷から写植に移行する過程で生まれた印刷用語。活版印刷には文字枠があり、活字そのもののの大きさが「ボディ」のサイズにあたりますが、写植には文字枠がないため、「仮想ボディ」と呼ばれています。
「仮想ボディに風」は、基準枠や定められたルールを超え、個人ではコントロールし切れない偶然性や不可抗力、自然現象を「風」に喩えた作品。
ある空間にイメージを印刷した紙とセラミックを置いて数週間放置した時のこと。紙は湿気を含んで変化し、焼き固められた陶には何の変化もなかった。
あたりまえの現象であるが、変わることと変わらないことが交わるその光景が魅力的に見えた気がしたと、作者は言っています。
展示物は地下1階と地上階にありました。それでは、主要作品を見て行きましょう。
① Untitled SML(The Triangle)
② LPSI
③ BBWSS
④ DDD(Warp)
⑤ 凍み渡り/ラッセル
⑥ PPP
PPPは周りの余白を印刷することで線のイメージを刷りだした作品。外から見ると模様が浮かび上がり、ガラス越しに平安神宮の鳥居が見えるのも面白いなと思いました。
京セラ美術館退館を出たのが午後3時過ぎ。まだ時間があるので、次の目的地に向かいました。
つづく