西宮市大谷記念美術館庭園散策210423 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

石内都展の後は庭園散策。

 

 

訪問日は今から3ヶ月前で、ハナミズキが咲いていました。

 

 

頭上に八重桜。

 

 

足元にムラサキハナナ。春の花が所狭しと植えられています。

 

 

雑草に埋もれた彫刻は、元永もとなが定正さだまさ(1922-2011)氏制作の「セラミックチェア1(2002)」。

 

 

水琴窟に近づき耳を澄ますと、微かに水の滴る音が聞こえてきました。

 

 

曲がり角に茶室。

 

 

今は使われていない井戸。

 

 

ここはかつて、元昭和電極(現:SECカーボン)の会長、大谷竹次郎たけじろう(1895-1971)の邸宅だったそう。

 

 

点在する石灯籠や五重塔、そして赤石や青石といった巨大な庭石は大谷氏が集めたもの。

 

 

水が上から下へと流れ、井戸に注がれます。

 

 

水辺に山口牧生まきお(1927-2001)氏制作の「いとけなきものの舟(2001)」がありました。

 

 

この美術館は、故大谷氏からの土地建物と美術品の寄贈を受けて、昭和47年(1972)に開館したとの事。

 

 

ほのぼのとした家族の像が、邸宅のあった時代を偲ばせます。

 

 

八角形の建物の前に、元永定正氏制作の「セラミックチェア2(2002)」。

 

 

足元にシャガ。

 

 

この辺に津高和一つたかわいち(1911-1995)氏の彫刻作品があったそうですが、見落としました。

 

 

遊歩道の脇に干からびたツツジ。

 

 

反対側にゲラニウム。

 

 

木を切った跡だと思いきや、山口牧生氏制作の「作品(1992)」。

 

 

表に回ると、同じく山口牧生氏制作の「作品 三点組(1987)」がありました。

 

 

「ハチエモン(カンテレのキャラクター)」じゃなくて、元永定正氏制作の「セラミックチェア3(2002)」。子供が座りそうな高さです。

 

 

壁ぎわの彫刻は、岡本太郎(1911-1996)氏制作の「午後の日(1967)」。多摩霊園(東京都府中市)にある岡本氏の墓碑にもなっている作品です。

 

 

最後に晩年の大谷竹次郎像を見て、庭園散策はおしまい。

 

 

西宮市大谷記念美術館を出て、次の目的地に向かいました。