宇治散策② | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

先日の続き。

 

 朝霧橋を渡りました。

 

 

 塔の島へ行くのに朝霧橋をUターンしなければいけないのも回り道。

 

 

 中島橋のたもとに鵜飼小屋があります。

 

 

 鵜は狭い所に閉じ込められ、ストレスが溜まっているよう。小屋の中でバタバタと暴れていました。

 

 

 おそらくここの鳥たちは、遊覧船に乗る人たちの見せ物に使われるのでしょう。

 

 

 塔の島に建つ十三重石塔は、弘安9年(1286)宇治橋の架け替えに際し、奈良西大寺の僧叡尊(1201-90)によって、魚の霊を供養するために建立されたとの事。

 

 

 その後、洪水や地震などで倒壊、その都度再建されてきたそう。現在の塔は明治41年(1908)に建てられたもので高さ約15m。現存する日本最大で最古の石塔だと評されています。

 

 

 宇治川のほとりを歩きました。

 

 

 対鳳庵は宇治茶の振興と茶道の普及のために建てられた宇治市営のお茶屋さん。平等院鳳凰堂に相対した建物です。

 

 

 平等院が住宅街にあるとは!駅から直行した前回の散策では気づきませんでした。

 

 

 縣(あがた)神社に寄りました。

 

 

 祭神は木花開耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)。良縁・安産・子授けの御利益があります。

 

 

 また、この祭神は火の神様とも言われ、平等院建立時にはその鎮守になったとの事。

 

 

 そして橋姫神社。

 

 

 祭神は瀬織津比咩(せおりつひめ)。橋姫と同一視されている橋の守り神。水運の神である住吉明神と並んで祀られています。

 

 

 縣神社の参道を抜けました。

 

 

 ここは夢浮橋ひろば。宇治川のほとりに紫式部像の石像があります。

 

 

 宇治橋を渡りました。

 

 

 朝霧橋や宇治公園が遠くに見える橋からの景色。季節は新緑。午後は気温がぐんぐん上がり、結構な距離を歩いて汗だくでした。

 

 

 橋のたもとには通圓茶屋。創業はなんと、永暦元年(1160)!現在の建物は寛文12年(1672)のもの。江戸時代の町屋の遺構を残しています。

 

 

 抹茶ソフトを食べ、茶だんごを持ち帰りました。どちらも抹茶が主張していて甘さ控えめ。2年前の事ですが、団子が柔らかかったのを覚えています。

 

 

 京阪宇治駅で終わったこの日の散策。この後電車を乗り継ぎ、2時間かけて神戸に帰りました。