先日の続き。
姫路城から姫路神社に入りました。ソメイヨシノにしだれ桜。どちらも満開です。
しだれの品種は八重紅でした。
姫路神社の祭神は、戦国時代の武将で徳川家康にも仕えた酒井正親(1521-76)と、10代120年に渡って姫路藩を統治した酒井家の歴代藩主たち。
茶の湯を究め、雅号を「宗雅(そうが)」と名乗った酒井家第2代藩主、忠似(1756-90)。
境内社は岩倉稲荷神社に寸翁神社。祭神はそれぞれ倉稲魂大神(うかたのみたま)と河合道臣(ひろおみ)です。
酒井氏4代50年に渡って仕えた家老で、姫路藩の財政再建に貢献した河井道臣(1767-1841)。晩年は茶道を嗜み、雅号を「寸翁(すんのう)」と名乗りました。
姫路神社を出て、姫山公園を歩きました。
姫山公園は、姫路城明治の大修理を経て、大正時代に本丸・二の丸・三の丸の一部を整備した公園です。
この日本庭園もその時整備されたものと思われます。
大正8年(1919)には市民の浄財により、豊臣秀吉像を建立。銅像は第二次世界大戦中に金属回収で供出。今は台座だけが残っています。
誰もいない公園で桜を独り占めしました。
ここは北勢隠跡。桜と紅葉の穴場スポットです。
北勢隠門跡から姫路城に入りました。
内濠を周遊する和舟。こちらへ近づいてきます。
水辺に咲く花を撮りました。
たぶん先程とは別の和舟。目の前をさっと横切り、あっという間に遠ざかりました。
道を曲がり、城南線沿いを歩きました。遠くに大手門が見えます。
姫路城内濠を一周し、この日の散策は終わりました。