日笠山のじぎく園に着いたのは午後4時前。陽が陰って薄暗く、少し物騒でした。
植物学者の牧野富太郎博士が1925(大正14)年に発見したのじぎくの大群落とは、恐らくここでしょう。
のじぎく保存会の手が若干加わっていると思いますが、他ののじぎく園よりも自然に咲いている感じがしました。
これは原種からかけ離れた大輪の花。
これは円みを帯びた小輪の花。
原種は多分これ。
遮る物が全く無く、東洋紡の工場や高砂の町を見渡せました。
オレンジの花が、白いのじぎくに彩りを添えています。
これはティモフィラでしょうか?
これは皇帝ダリヤ。
山をバックに、空高く咲いていました。
ここも桜の季節が良さそうです。
石垣に上り、景色を広く見渡しました。
これは花びらの無いのじぎく。これも大塩町で発見され、植物学者の室井綽、家永善文氏によって「坊主野路菊」と命名されたそうです。
午後5時前。日笠山のじぎく園を出ました。