生野銀山坑道外② | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 金香瀬旧坑の坑口は、慶長の堀切り付近に5つ、粘土断層の付近にも5つありました。

 

 慶寿の堀切りに近い下川戸坑口

 

 出賀坑口

 

 辰巳坑口

 

 岩壁に残っている「天正19(1591)年の線刻」は、ノミを持った坑夫にも見えるし、ちょんまげをした役人にも見えました。

 

 ゆるやかな上り坂を歩きました。

 

 荒木坑口

 

 小向日坑口

 

 粘土断層の近くにある大丸坑口

 

 金盛坑口

 

 黒ずんで見えるのが亜鉛の鉱石です。

 

 大亀坑口

 

 大亀坑口のある大亀山は1827(文政10)年に幕府直轄の「御所無山(ごしょむやま)」に認定され、1830(天保元)年には御見石(おみいし)を出すまでになりました。

 

 山神宮の祭礼に、御所無山の山師は、立派な鉱石の引き出物を沿道の人々に見せながら山神宮に奉納しました。この山車は、大亀山の山車を文献に基づいて復元したものです。

 

 終点まで歩き、来た道を下りました。上っている時は感じなかったのですが、こうして見ると傾斜のきつい道でした。この辺りにヒカゲツツジの群生があり、桜の季節に見頃を迎えるようです。

 

 坑道外コースの入口に戻りました。真夏の暑い日に歩いたので、往復30分でも結構体力を奪われました。