六甲ミーツ・アート2020① | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

4連休の初日に行った、六甲ミーツ・アートの話です。

 

 六甲ケーブルのりばは長蛇の列。

 

 

 駅舎には、六甲ミーツ・アート第1番の作品、兵庫教育大学ひょうごもんプロジェクト研究会が制作した、六甲珠のれんがかかっていました。

 

 

 材料は播州算盤工芸品協同組合から、長年倉庫に眠っていたのれんの珠を調達。作品制作には、兵庫県内約1,000人の子供達が携わったそう。

 

 

 タテのつながりは伝統の技や人々の思いの伝承、横のつながりは今を生きる人々の絆だとか。兵庫宅建ハトマーク賞受賞作です。

 

 

 定員オーバーで次の便にならないよう、作品鑑賞はそこそこにして、のりばの列に並びました。

 

 

 ものの10分で六甲山上に到着。駅構内では、ドイツ・ブレーメンで活動するギャラリー・ヘロルド所属アーティストの作品群を鑑賞しました。

 

 

 「8by8」は、8つの光センサーと8つの周波数発生機から生じる不協和な音を愉しむという作品。しかしその音は小さく、周りがざわついていて聞こえなかったのが残念ショボーン

 

 

 「Faxen」は、期間中ドローイングやテキストをブレーメンから不定期にファックス送信するというもの。突然受信音が鳴るとびっくりするかもしれません。

 

 

 「無題(時間)」は、刻々と過ぎていく時間を感じる作品。座っている男の子がちょっと不気味。

 

 

 ドイツの主食、サワードパンのレシピ。作者は文化を探るのは食べ物を知ることだと考えたそう。

 

 

 「景観ベンチ」は、ブレーメンのヴェーザー川沿いのベンチにいろんな種類の本を一冊ずつ置いて、その反応を見た作品。

 

 

 座って本を読んでも持ち帰っても良いということですが、私が見た限り、ここに座る人は誰もいませんでした。

 

 

 「景色(Ansichten)」は、山の絵はがきを使った動画作品。はがきを組み合わせ、実際に無い景色を作ったとか。

 

 

 12,642kmのハイキングマップ。2種類あって、上はブレーメンにあるギャラリーから六甲山上駅までの道標を示したドイツ式の地図、下は六甲山上駅からブレーメンまでの道標を示した日本式の地図だそう。

 

 

 駅舎を出て天覧台へ。空が青く、とても良い眺めでした。

 

 

 こちらは大阪方面の景色。

 

 

 こちらは神戸方面の景色。ここの景色は夜景の方がいいかも。

 

 

 天覧台カフェのテラスに、中村萌(1988-)さんの木彫作品「Meet you anywhere」がありました。

 

 

 カフェ内にも関連作品があるそうですが、今回はパス。

 

 

 山上バスも混んでいたので、徒歩で移動。

 

 

 記念碑台への道を歩きました。