先日の続き。
最初は傾斜が急なジグザグ道。
道がぬかるんでいて滑りそう。
ぬかるみの原因は、弘法大師が飲んだという伝説の湧水でした。
ぬかるみの後は落ち葉。これも滑りやすい道です。
三権現社跡で尾根コースと合流。
親子杉の倒木をくぐり、
摩耶史跡公園を通過。
旧天上寺の石段は段差が大きく、こうして見ると足がすくみます。
長い石段を降り、旧天上寺仁王門を通過。
その後も石段が続きました。
ここには昭和30年(1955)頃まで、アメヤというお茶屋があったそう。
青谷道との分岐点は、摩耶ケーブル下駅方面(上野道)を選択。
のんびり歴史散歩になりました。
宝匡印塔は旧天上寺の遺構で、元々はお経を納める塔だったとか。
歩きやすい平坦な道。この先何かありそう。
かつて「下のアメヤ」と呼ばれていた峠茶屋。「ネコのフン」というお菓子もあったそう。
分岐点は虹の駅経由コースを選択。歴史散歩は続きます。
こちらは、昭和元年(1926)に開業し、昭和35年(1960)頃廃業したという、摩耶花壇。
宿泊施設で、釜風呂(サウナ)があったそう。
摩耶ビューラインが近く、木の隙間からロープウェイのゴンドラが見えました。
高尾大明神を通過。
虹の駅ロープウェイのりばに到着。階段を下り、ケーブルカーのりばに移動しました。
駅舎が離れているのは、大正14(1925)にケーブルカーが、昭和30年(1955)にロープウェイが開通したため。
昭和4年(1929)に従業員の宿舎として開業し、昭和45年(1970)に廃業した旧摩耶観光ホテル。廃墟となった今、無許可では入れません。
虹の駅が旧天上寺への門前駅だった時代、この辺りには出店が建ち並んでいたそう。
閉店後は、建物の解体資材を下界へ搬出するのが難しく、近くの展望台の下に埋めたとか。
その展望台が千万弗展望台。その名の通り、夜景スポットでもあります。
坂を下り、虹の駅を後にしました。
数分後、摩耶ケーブル下駅直通コースと合流。再び急勾配を下ります。
以前カラスの溜まり場になっていた、五鬼城展望公園。
今回はゴミ一つ無く、がらんとしていました。
ここは以前、イノシシに出くわした所。
できれば避けたい道ですが、時間の無い時はつい使ってしまいます。
人里近い所にイノシシ注意の看板がありました。
幸い今回は何のハプニングも無く、下山できました。
下山を1時間早めたのが、功を奏したようです。
摩耶ケーブル下駅に到着し、この日のハイキングは終わり。
坂バスに乗り、灘駅に向かいました。
おわり