東寺の桜 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 3月30日(金)京都駅周辺を散策。まず初めに駅から南へ15分の東寺に行きました。歩道橋から見る限り、境内はさほど広くなさそうです。

 

 

 東寺は794年桓武天皇の平安遷都とともに建立された国立の寺院です。平安京の正門は羅城門。羅城門から北へまっすぐ朱雀大路が通り、その先に御所がありました。東寺と西寺は羅城門の両脇に建てられ、都を守る役割を担っていたそうです。平安京は度重なる火災で焼失しましたが、唯一東寺のみ残りました。

 正門は南大門。東西南北に門がありますが、一番立派な門でした。

 

 桓武天皇の後に即位した嵯峨天皇が、唐で新しい仏教(密教のこと)を学んできた弘法大師(空海)に東寺を託しました。東寺を託された弘法大師は、密教の主尊である大日如来を金堂に据えました。

 

 金堂から見た桜は満開でした。

 

 講堂は式典や講義を行う所です。金堂の背後にあるため、正面からは見れませんでした。

 

 食堂(じきどう)は僧侶が催事に時に集まって食事をした所です。室町幕府を開いた足利尊氏もここにいました。十一面観音立像が安置されています。

 

 講堂と食堂を拝観しなかったので、外からお庭を覗きました。五重塔にしだれ桜。この景色が見れただけで満足でした。

 

 瓢箪池を囲むようにお庭があるようで、外からでも池の端は見れました。

 

 池のほとりに宝蔵(ほうぞう)が建っています。木造なので雨が降ると中が濡れてしまいそうですが。経典を入れる蔵だったそうです。

 

 宝蔵の周りの桜も満開でした。

 

 満開になったばかりで花びらは白っぽく、瑞々しくて綺麗でした。

 

 石垣に水鳥が2羽止まっていて、日向ぼっこをしているように見えます。

 

 この後は周辺の境内を周りました。