洲本バスセンターから上灘線コミュニティーバスで約20分。生石口(おいしぐち)で下車し、生石公園に向かいました。
人気の無い静かな道を歩きました。梅の花がちょうど見頃で、梅林も満開でピンク色に染まっていることだろうと期待が膨らんできました。
椿も咲いていました。これは春に咲くヤブツバキ。私が好きな花の一つです。
バス停から歩いて20分。生石山の頂上に着きました。生石山は成ヶ島と共に1950年(昭和25年)に瀬戸内海国立公園に指定されました。生石公園としてオープンしたのは2010年(平成22年)4月。梅林を造ったり道を舗装したり。環境省が約2億540万かけて整備したそうです。
梅の木は260本と梅林にしては少なく、小じんまりとしていました。私と同じように梅林を見に来た人は10人ぐらいいました。
花が高い所にあり、写真を撮るのが大変でした。
濃いピンクの花は桃の花のようにも見えます。
遠くから見ると白っぽくみえますが、近くで見ると薄いピンク色でした。
そして南高梅。期待通り満開でした。
海辺に桜が咲いている景色はよく見ますが、海と梅林を一緒に見るのは初めてです。
生石公園はとても広く、梅林以外にも見どころはたくさんあります。
渡邊月石(げっせき)の石碑。碑文によると、月石は淡路の郷土誌「堅磐草(かきわぐさ)」を著した江戸時代後期(1754-1838)の文人で、洲本市由良町内田で庄屋職に従事するかたわら、漢詩や和歌、絵画や彫刻をたしなみ、郷土の歴史などを研究した人物、だそうです。
海を見下すかのように大きな灯台が建っていました。夜になると点灯し、現在も由良港を行き来する船舶の道しるべになっているそうです。
公園内にある出石神社は日本書紀にも記された由緒ある神社で、海上安全と豊漁の神様、天日鉾命(あめのひほこのみこと)が祀られています。
見どころはまだまだありますが、長くなるので今日はここまで。生石公園の話は明日も続きます。