農業公園(ぶどう畑) | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 西神中央駅からバスに乗りました。

 

 バスに揺られて20分。農業公園に着きました。農業公園は1984年に開園。資金の半分近くを市が出し、一般財団法人神戸みのりの公社が受託経営を行っています。北区大沢(おおぞう)町や西区平野町にも公社と契約している農園があります。

 

 ワイン用のぶどうは日当たりが良くて水はけの良い大地で育つため、瀬戸内海の気候が最も適しています。坂を上ると、ぶどう畑が見えてきました。遠くから見ると垣根が並んでいるように見えます。

 

 樹と樹の間を広くとる栽培方法を垣根栽培といいます。垣根栽培により風通しを良くし、日光を隅々まで当てることができます。ぶどうは刈った後のようでした。

 

 白ぶどうは8月下旬から9月上旬までに、

 

 黒ぶどうは9月上旬から10月上旬に収穫するそうです。タイミングが合えば収穫の様子を見れるということですが。残念でした。収穫や選果は全て手作業で行われるそうです。

 

 「赤ワインの原料は黒ぶどう、白ワインの原料は白ぶどう」だと思っていましたが、そうではないようです。正しくは、「黒ぶどうを使って皮・種・果汁を一緒に発酵させて搾ったのが赤ワインで、ぶどうから果汁だけを先に搾り、その果汁のみ発酵させたのが白ワイン」です。白ワインは、黒ぶどう白ぶどう、どちらからでも出来ます。

 

 神戸ワインの赤はフランス・ボルドー地方の「カベルネ・ソーヴィニヨン」。白はシャルドネとリースリングを交配し、日本で誕生した品種「シナノリースリング」。写真は開園当時の神戸ワイン。30年以上前の懐かしのラベルです。