先日の続き。
みはらし展望台を出ました。
炎天下の坂道は体力を奪われます。
布引ハーブ園へ向かうゴンドラ。
確かゴンドラからの景色もこんな感じでした。
サルナシのつるで装飾したという猿のかずら橋。祖谷のかずら橋を模したそう。
橋は渡らず直進。
その先に谷川橋。鉄筋コンクリートを折り曲げたアーチ型の桁が特徴的。大正時代初期築造、国指定重要文化財です。
川の流れはとても穏やか。生田川は色んな表情を持っています。
橋を渡った後は、六甲山を形成する岩の説明。
白っぽいのが布引花崗閃緑岩で、黒っぽいのが六甲花崗岩。どちらも地下でマグマがゆっくり冷やされてできた深成岩。
生田川沿いを歩きました。
この先何かありそう。
遊歩道右手に五本松かくれ滝。五本松堰堤(布引ダム)から溢れた水しか流れず、水が流れない日もあるそう。
五本松堰堤は、明治33年(1900)に完成した日本最古の重力式コンクリートダムで、国の重要文化財に認定されています。
石段を昇りきった所は人の溜まり場でした。
この五本松堰堤の石碑、おそらく布引水源地水道施設群が国の重要文化財になった平成18年(2006)以降に建てられたものでしょう。
布引貯水池は神戸水道誕生の地。明治33年(1900)4月、神戸水道は日本で7番目の近代水道として給水を開始したとか。
神戸水道は英国人技師、ウィリアム・バルトン(1856-99)の設計によるもの。
五本松堰堤の管理橋。ダム建設時運搬用に使っていたトロッコのレールを再利用した橋だそう。
管理橋から見える布引断層。断層の部分には、断層の動く力によって岩石が粉砕されてできた、断層粘土が見られます。
布引貯水池の向こう側の谷は、布引断層の侵食によってできた谷。私たちは今まさに断層の上に立っていると、解説板で脅されました
布引貯水池のほとりを歩きました。
ここは野鳥観察所。ルリビタキやウグイス、カワセミなどが生息。貯水池にはオシドリやマガモが泳いでいます。
稲荷神社の前を通過。
布引ハーブ園との分岐点は直進。
市ガ原への道を歩きました。
曲がり角で道が二手に分かれ、左の道を選択。
布引ダムに流れる水量を調整したり、土砂がダムに流れ込むのを防ぐため、明治40年(1907)に築造されたという分水堰堤。これも国指定重要文化財です。
社会見学はこれで終わり。ここから先、足を速めました。
紅葉茶屋は休業中。
あけぼの茶屋は売却中。コロナで閉店したのでしょうか?
櫻茶屋も休業中。自粛モードは続いていました。
11:40、市ガ原に到着。トイレに何か貼り紙があります。
トゥエンティクロスに倒壊箇所があるため、迂回路を利用するようにとの事でした。
つづく