【200608②】布引ダム〜市ガ原 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

先日の続き。

 

みはらし展望台を出ました。

 

 

炎天下の坂道は体力を奪われます。

 

 

布引ハーブ園へ向かうゴンドラ。

 

 

確かゴンドラからの景色もこんな感じでした。

 

 

サルナシのつるで装飾したという猿のかずら橋。祖谷のかずら橋を模したそう。

 

 

橋は渡らず直進。

 

 

その先に谷川橋。鉄筋コンクリートを折り曲げたアーチ型の桁が特徴的。大正時代初期築造、国指定重要文化財です。

 

 

川の流れはとても穏やか。生田川は色んな表情を持っています。

 

 

橋を渡った後は、六甲山を形成する岩の説明。

 

 

白っぽいのが布引花崗閃緑岩で、黒っぽいのが六甲花崗岩。どちらも地下でマグマがゆっくり冷やされてできた深成岩。

 

 

生田川沿いを歩きました。

 

 

この先何かありそう。

 

 

遊歩道右手に五本松かくれ滝。五本松堰堤(布引ダム)から溢れた水しか流れず、水が流れない日もあるそう。

 

 

五本松堰堤は、明治33年(1900)に完成した日本最古の重力式コンクリートダムで、国の重要文化財に認定されています。

 

 

石段を昇りきった所は人の溜まり場でした。

 

 

この五本松堰堤の石碑、おそらく布引水源地水道施設群が国の重要文化財になった平成18年(2006)以降に建てられたものでしょう。

 

 

布引貯水池は神戸水道誕生の地。明治33年(1900)4月、神戸水道は日本で7番目の近代水道として給水を開始したとか。

 

 

神戸水道は英国人技師、ウィリアム・バルトン(1856-99)の設計によるもの。

 

 

五本松堰堤の管理橋。ダム建設時運搬用に使っていたトロッコのレールを再利用した橋だそう。

 

 

管理橋から見える布引断層。断層の部分には、断層の動く力によって岩石が粉砕されてできた、断層粘土が見られます。

 

 

布引貯水池の向こう側の谷は、布引断層の侵食によってできた谷。私たちは今まさに断層の上に立っていると、解説板で脅されましたガーン

 

 

布引貯水池のほとりを歩きました。

 

 

ここは野鳥観察所。ルリビタキやウグイス、カワセミなどが生息。貯水池にはオシドリやマガモが泳いでいます。

 

 

稲荷神社の前を通過。

 

 

布引ハーブ園との分岐点は直進。

 

 

市ガ原への道を歩きました。

 

 

曲がり角で道が二手に分かれ、左の道を選択。

 

 

布引ダムに流れる水量を調整したり、土砂がダムに流れ込むのを防ぐため、明治40年(1907)に築造されたという分水堰堤。これも国指定重要文化財です。

 

 

社会見学はこれで終わり。ここから先、足を速めました。

 

 

紅葉茶屋は休業中。

 

 

あけぼの茶屋は売却中。コロナで閉店したのでしょうか?

 

 

櫻茶屋も休業中。自粛モードは続いていました。

 

 

11:40、市ガ原に到着。トイレに何か貼り紙があります。

 

 

トゥエンティクロスに倒壊箇所があるため、迂回路を利用するようにとの事でした。

 

 

つづく