【200608①】布引の滝~みはらし展望台 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

6月8日(月)梅雨入り前のハイキング。涼を求めて布引の滝に行って来ました!

 

9:45、新神戸駅からスタート。

 

 

トンネルを抜けてハイキング道へ。

 

 

急な坂を上りました。

 

 

駅から数分で砂子橋いさごばしに着きます。

 

 

この橋は布引貯水池の水を浄水場へ送るため、明治33年(1900)に築造された橋。国の重要文化財に認定されています。

 

 

橋の下で川が折れ曲がっていて、上の川は縦の流れ。

 

 

下の川は横の流れ。大地がずれ動いてできた断層により、川の流れが大きく変わったとか。

 

 

二手に分かれた道は左の道を選択。100m先に雌滝めんたきがあります。平坦な道を歩くと、滝の音が聞こえてきました。

 

 

雌滝の流れはとても穏やか。その佇まいは気品があります。

 

 

雌滝の水は取水堰堤を経て砂子橋へ送られるよう。取水堰堤で水圧が上がり、滝の音が増幅していました。

 

 

明治33年(1900)築造の堰堤管理棟。これも布引水源地水道施設の一部として、国の重要文化財に認定されています。

 

 

雄滝おんたきまで250m。階段を昇ると二手に分かれた道が合流。

 

 

途中、鼓滝つづみがたきを覗きました。

 

 

いにしえの人にはこの滝の流れが鼓の音に聞こえたとか。

 

 

どどーん、どどーんと音を立て、その音を聞くだけで暑さが吹っ飛びました。

 

 

道に段差があるのは、導水管に沿って遊歩道が設けられたため。盛土の下に導水管があるらしく、手が込んでいます。

 

 

ここは歌碑のみち。古くから布引の滝を詠んだ歌人は多く、みはらし展望台までの遊歩道に17の歌碑が点在しています。

 

 

こちらは在原行平(819-893)の歌碑。兄の業平一行と布引の滝を訪れた時に詠んだ歌だとか。

 

 

雄滝おんたき前の休憩所は、人の溜まり場になっていました。

 

 

布引の滝のシンボルとも言える雄滝。ダイナミックで豪快な流れは圧巻。日本三大神龍の一つがこんな身近にあるのも驚きびっくり

 

 

その流れは夫婦めおと滝で二手に分かれ、再び合流。鼓滝へと流れていきます。

 

 

布引の滝で引き返す人も多く、ここから先、人が減りました。

 

 

夜道を照らす永代灯。

 

 

平成26年(2014)設置のおんたき茶屋100周年記念碑。

 

 

そして大正3年(1914)創業のおんたき茶屋。ここのおかみさん、数年前となりの人間国宝さんに認定され、毎日の買い出しが大変だと言ってたような。

 

 

おんたき茶屋を抜け、

 

 

坂を上り、

 

 

10:40、みはらし展望台に到着。

 

 

新神戸や三宮の街、ポートアイランドが見える西側の景色。

 

 

摩耶方面や六甲アイランドが見える東側の景色。空と海がとても綺麗。絶好のハイキング日和でした。

 

 

つづく