プラトン装飾美術館に行きました。営業時間のはずなのに閉まっています。インターホンを鳴らしてみました。
中からオーナーの奥さんが出てきました。この日はお客様がほとんどいなかったので早めに閉めたそうです。応接間に通されました。
大正初期に建てられて以後、外国の有名企業用や個人の借家として利用されてきましたが、1991年に賃借契約が終わり、一部改修して母屋を中心に一般開放しました。
イタリアを中心とした欧州の家具、調度、絵画、彫刻、工芸品などの16~19世紀の骨董美術品がそれぞれの部屋に展示されているため、「イタリア館」とも呼ばれています。
部屋の説明や骨董美術品の説明を聞きながら周りました。
「最後の晩餐」で描かれた食堂そっくりです。お客様を迎える大切な部屋でした。
厨房は別棟で、配膳室は料理の盛り付けなど最後の仕上げをする所です。
化粧室は豪華絢爛で目がチカチカしました。
よく見ると、大きなベッドが部屋の真ん中にあります。
衣装をコーディネートする部屋。寝室と別室になっている所が身分の違いを感じさせます。
宗教美術品を収集した部屋で、礼拝するための部屋ではありません。
私的にくつろぐための部屋で、お客様を通す部屋は、最初に見た応接間と食堂です。
裏庭に出ました。真夏はプールからの反射光で彫刻が輝くそうです。
裏庭から見た建物はとても立派でした。
裏庭を周って入口に戻りました。奥は旧使用人棟で、今はオーナー家族が住んでいます。
地下室への路地。とても細い道でした。まるでイタリアに行ったようです。
路地から厨房に入りました。ここで作った料理は路地を通り、母屋へ運ばれました。
従業員の食堂。今は喫茶店として営業しています。
プラトン装飾美術館を出ました。