萌黄の館 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 萌黄の館は、1903年にアメリカ総領事ハンター・シャープの邸宅として建築されました。1944年に元神戸電鉄社長である小林秀雄の住宅となり、1980年に国の重要文化財に指定されました。「白い異人館」と呼ばれていたそうです。

 1987年からの修理で建築当時の淡いグリーンの外壁に復元されて「萌黄の館」と名づけられました。ハンター氏が住んでいた頃を再現したものと思われます。

 朝ドラ「べっぴんさん」では、ゆりやすみれが近所を散策するシーンや、外国人女性・クリスティーナが西洋式の育児法を明美に習う場面などで登場しています。

 

1階 食堂

 奥にピアノがあり、サロンコンサートが行われていました。

 

1階 応接室

  イギリス人やアメリカ人の異人館は、必ずと言っていいほどチェスがあります。

 

1階 書斎

 

2階 子供部屋

 

2階 西寝室 ハンター氏の部屋だと思います。

 

2階 東寝室 化粧室が近いことから、奥さんの部屋だと思います。

 

2階 化粧室

 

2階のベランダから、かなり広い範囲で神戸の市街地を見渡せました。

 

 萌黄の館と風見鶏の館の前は広場で、トランペットやサクソフォンを吹いた銅像が座っています。神戸はジャズの発祥地でもあります。

 1923年、日本で最初のジャズバンド「井田一郎とラッフィング・スターズ」が誕生し、 プロのジャズバンドによって初めてジャズが演奏された場所が神戸でした。