坂の上の異人館の隣は、北野外国人倶楽部です。
神戸港開港当時の居留者の会員制倶楽部を再現した館です。
家具や調達品は、フランス・ブルボン王朝(1589-1830)やイギリス・ヴィクトリア時代(1837-1901)に、貴族が使用していた物です。
ダブルベッドのある部屋は、パーティーの後カップルが一夜を明かし、
シングルベッドの部屋は、酔っぱらった人達が寝泊まりしたことでしょう。
一方、使用人の部屋は狭くて質素でした。
使用人部屋の隣は、薄暗い台所です。貴族社会の光と影を垣間見ました。
8館巡りのパスポートを持っていたので、ドレスルームに案内されました。好きなドレスを選び、飾り物をつけて撮影。お姫様気分を味わえます♪
1890年頃にフランスで製作された馬車は、ノルマンディ地方に広がっていた荘園の領主が使っていたものです。
明治末から近年の上下水道が完備するまで、生活水として使用された横穴式井戸。集水口から西の山裾に向かって約100mのトンネルが掘り、湧水を集めていたそうです。
外が寒くなければ、教会の前で撮影しても良かったなぁ。白いドレスを着たら1日だけ花嫁になれますね。