源平ゆかりの古刹、須磨寺 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

須磨寺は源平ゆかりの由緒ある寺として知られています。

 仁王門を入りました。源三位頼政の再建で、仁王力士は運慶及び湛慶の作と伝えられています。

 

 源平の庭。一の谷での平敦盛と熊谷直実の一騎打ちの場面を再現した庭です。直実に討たれた敦盛の話は、平家物語の中でも最も悲しい物語として知られています。

 

 宝物館は、源平ゆかりの宝物や歴史的遺物が展示されていて、6月30日まで公開されています。

 

 宝物館の裏の小石人形舎。平家の人々、福原京、源平合戦の様子が再現されていました。全部小石で作った作品とはすごいですね。

  

 

境内に入りました。

 

 福原遷都の際、平清盛が都の守護神として、稲荷明神を湊川の畔に奉安したため、「出世稲荷」と呼ばれるようになりました。事業成功の神として信仰されています。

 私も願掛けをしてみました。

 

 弁慶の鐘。一の谷の合戦の時、武蔵坊弁慶が長刀の先に鐘をかけ、前に提灯を吊るして鵯越を担ぎ回って陣鐘に代用したと言われています。

 

平敦盛卿首塚。首と胴を別々に埋葬したそうで、胴塚は討死した一の谷にあるそうです。

 

義経腰掛の松。

 

義経腰掛の松の前に、敦盛首洗池があります。

 

 源義経の首実検(合戦の戦功に関する報告が正しいか確認すること)の後、熊谷直実は、敦盛の遺品「馬・甲冑・弓矢・青葉の笛」と共に、戦死の有様を書き添えて父経盛送りました。

 

「青葉の笛」を演奏する装置

 

 ボタンを押すと音が出ます。私もチャレンジしてみましたが、残念ながら、通りすがりの人に「あれ、難しそうやなぁ~。」と言われました。