須磨離宮公園のバラ⑨ | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 今回はフロリバンダ系について。

 

 

 最初の品種はデンマークのポールセンによる1924年作出のエリゼ・ポールセンと言われています。その後ドイツのコルデスによるピノキオ(原名ローゼン・メルヘン)により、フロリバンダの型が確立しました。

 

 

 以下、王侯・貴族のバラ園に咲くフロリバンダ系のバラを集めました。解説は須磨離宮公園HPからの引用です。

 

 

サマースノー

 1938年、アメリカのパーキンスが作出。つるサマースノーから四季咲きに枝変わりした、非常に珍しいケースのバラです。

 

 

ブライダル・ピンク

 1967年、アメリカのブーナーが作出。結婚式もできる離宮公園にふさわしい名のバラです。

 

 

エーデルワイス

 1970年、デンマークのポールセンが作出。ベージュピンクのつぼみから純白の花が咲きます。

 

 

リップルス

 1971年、イギリスのグレイスが作出。大きく波打つ花弁が特徴の、花つきが良いバラです。

 

 

グレイ・ドーン

 1975年、イギリスのグライスが作出。グレーから茶色の神秘的な色合いの花が咲きます。

 

 

ゴールド・バニー

 1978年、フランスのパオリーノが作出。性質、色、いずれも素晴らしく、早咲きで、花持ちも良い品種。黄色のバラの代表と言っても良いバラです。

 

 

チンチン

 1978年、フランスのパオリーノが作出。イタリア語で「乾杯」を意味するバラで、花もちが良いです。

 

 

ラ・セビリアーナ

 1978年、フランスのメイアンが作出。耐病性や耐寒性・耐暑性に優れた強健種です。

 

 

紫の園

 1980年、小林森治が作出。たそがれの改良品種です。

 

 

アンジェラ

 1984年、ドイツのコルデスが作出。かわいい花がびっしりとつくバラです。つる性で、スタンダード仕立てやボール仕立てにも向きます。

 

 

ニコル

 1985年、ドイツのコルデスが作出。病気に強くて育てやすいバラです。美しい花色を長く保つのが魅力です。

 

 

オンディーナ

 1986年、小林森治が作出。年間を通して花色が安定する青バラ。夏季剪定は軽めに行い、うどんこ病に注意が必要。

 

 

ミュージック

 1986年、浅見均が作出。5輪以上の大きな房咲きになります。水揚が良いので切り花にも向く品種です。

 

 

緑光

 1986年、京成バラ園が作出。淡い黄緑色のつぼみから白い花が咲きます。別名千鳥ともいいます。

 

 

連弾

 1987年、京成バラ園が作出。赤と白の二色のハーモニーがピアノの連弾を思い起こさせます。

 

 

マチルダ

 1988年、フランスのメイアンが作出。多花性で性質も丈夫。気温が低いときは花色がピンク色ですが、熱くなると白っぽくなります。

 

 

ブルー・バユー

 1993年、ドイツのコルデスが作出。淡い香りのバラです。花つきは良いが、雨で傷みやすいのが欠点でもあります。

 

 

ラ・ヴィ・アン・ローズ

 1994年、亀山寧が作出。「ばら色の人生」という意味のバラです。12月まで咲き、花数が多く、一輪でも大きな花が咲きます。

 

 

センチメンタル

 1997年、アメリカのカルースが作出。艶やかな赤と白のストライプの花をつけるバラです。

 

 

セレッソ

 1998年、確実園本園が作出。11月以降の低温の季節でも咲くバラです。

 

 

今日はここまで。次に続きます。