三宮神社 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

二宮神社から南西へ10分ほどで三宮神社に着きました。


三宮神社


三宮神社は、1868年に起きた神戸事件発祥の地でもあります。

 備前藩の隊列が西国街道を東に向かって行進中、三宮神社の前に差し掛かった時、沖に停泊していた外国軍艦の水平数人が隊列を横切ったことに、備前藩隊員が怒り、水平を切りつけたことが国際事件になりました。

 裁判の結果、第3砲兵隊長の滝善三邸が、兵庫の永福寺の座敷で6ヶ国の立会人が注視する中で切腹させられました。


神戸事件発生


境内には大砲があります。


大砲


また、日露戦争戦死者の招魂碑が立っています。


日露戦争戦死者


明治の史跡だけでなく、源平の史跡もありました。

 1184年に起こった一ノ谷合戦生田の森で、一番乗りの巧名手柄を立て討死した源氏の勇士、河原太郎高直(兄)と河原次郎盛直(弟)を祀っています。


源平の史跡


 本社は湍津姫命(たきつひめのみこと)を祀っています。航海交通安全・厄除けの守護神で、旧神戸村鎮守です。


三宮神社本社


末社の稲荷社は、稲荷大明神を祀っています。


稲荷社


繁華街が近くて人目を惹く史跡もあり、通りすがりの人でにぎわっていました。