龍安寺 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

龍安寺を拝観しました。


● 方丈(重要文化財)


方丈


● 方丈庭園(史跡・特別名勝)

 幅25m、奥行き10mの約75坪。15個の石を東から5・2・3・2・3と配置した典型的な枯山水庭園。


枯山水庭園


● 侘助椿

 桃山時代、侘助という人物が朝鮮から持ち帰ったことで、名付けられました。

 侘び寂びの世界を感じさせるこの花は、千利休など茶人達に愛された花として有名です。

 この侘助椿は豊臣秀吉によって称賛されたと伝えられており、日本最古とも言われています。


侘助椿


● つくばい

 中央の水穴を口に見立て、周りの4文字と共用し、「吾唯足知(ワレタダタルヲシル)」と読みます。

 「知足のものは、貧しといえども富めり、非知足のものは、富めりといえども貧し」という知足(ちそく)の心を図案化した仏教の真髄であり、茶道の心に通じます。

 また、徳川光圀(1628-1701、水戸藩の2代目藩主)の寄進とされています。


つくばい


● 鏡容池(きょうようち)

 平安時代、龍安寺一円が徳大寺家の別荘であった時、御公家さんがこの池に龍頭を浮かべて、歌舞音曲を楽しんでいたことが文献に残っています。

 カモやサギが池で羽を休める姿がよく見られ、「おしどりの名所」として知られています。


鏡容池


門を出ました。


石碑