今熊野観音寺 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

京都駅からJR奈良線に乗り換え。連休でお天気に恵まれていることもあり、電車がぎゅうぎゅう詰め。

なんせ、この電車を逃したら京都駅で30分待つことになるから、皆乗ろうと必死です。

幸い1駅で下車しました。東福寺駅です。駅も人でごった返して前が見えません。


最初の目的地は「今熊野観音寺」。駅周辺は普通の町で、東福寺以外の案内が何もありません。

人の流れも東福寺へ向かうようで、「別の所へ行くのはよほどの物好きなのか?」と思うほどでした。


目的地に近づくにつれて人の流れが出来てきました。20分ほどで到着。「鳥居橋」です。


今熊野観音寺


ずっと歩いていくと、珍しい銅像を見かけました。「子まもり大師」です。子供の心身健康・学業成就・諸芸上達・交通安全などを祈願するそうで、親子連れの方々が群がっていました。


子護大師


「本堂」です。弘法大師が熊野権現と出会った場所だと言われていて、
この建物は、正徳2年(1712)に、宗恕祖元律師によって建立されたもので、今も多くの参詣者が集い、歴史と法灯を伝えています。
西国霊場の巡拝をする人たちは、ここで参拝して納経(朱印)をもらいます。


真剣に拝んでいる人ばかりで、写真を撮っていると浮いてしまうぐらい、荘厳な空気が漂っていました。

「23日の午前中に法要があり、人がいっぱいになる。」と、ここの所有者らしき人がおっしゃっていました。


本堂

「大師堂」。当山を開創された弘法大師をお祀りしているお堂です。


大師堂


「ぼけ封じ」という珍しい銅像があり、年配の方々が真剣に拝んでいました。


ぼけ封じ観音



敷地は広くてまだ見ていない所はたくさんありますが、ここは観光ではなく、参拝目的の方ばかりだったので、シャッターを切る音で迷惑をかけないよう、早々切り上げました。