8月16日(土)京都国立近代美術館。
「友禅のうまれるところ きもののヒミツ」は、日本人なら必ず見ておきたい展覧会。会場内は意外に混んでいて、日本人より外国人の姿が目立ちました。
この美術館、薄暗い上、展示パネルの文字が小さくて読みづらいので、音声ガイド必須です。
第1章では近世のきものの優品や雛型本を。第2章では京都画壇の日本画と下図・染織図案を。第3章では図案がきものの生地に変換される過程を。第4章では京友禅の人間国宝5名(三代田畑喜八・初代上野為二・森口華弘・羽田登喜男・森口邦彦)の作品を見ました。
詳しい内容はこちらです。
京友禅の事がよく分かる展示でした。特に、「平面に描いた下絵から染色図案になる過程で、着用して立体となることを想定した応用や調整の手が加えられる」など、制作者側の苦労を知り、着物を見る目が変わりそうです。
展示物のほとんどが、京友禅の老舗として創業470年を数える株式会社千總ホールディングスの所蔵品によるもの。HPによると、本店が烏丸駅から徒歩7分の所にあり、ギャラリーを併設しているよう。
とはいえ、普段着物を着ない者には敷居が高く、ギャラリーの展示を公の美術館で見れるのは、ありがたい事でした。看板に会期が抜けていますね。9/15(月)までです。