「日本会議の研究」
菅野完、扶桑社新書、2016年
しばらく前から本屋で見かけていたような
気がするが(^^;;、松的には「日本会議」
なるモノにはろ特に関心もなかったので
&最近、少し反省して(笑)あまり滅多
やたらには本を買わないように心がけて
いるので、手に取るコトもなかったワケ
なんだが…
あるところで本書に関する書評というか、
そういうのをタマタマ目にしてしまい、
悪い病気が再発…(笑)
本書でも指摘されているが、そう言えば
某内閣の閣僚のほとんどが日本会議関係者、
という雑誌記事だか新聞記事だかも、むかし
読んだコトもあるなぁ、なんて思いつつ
読了。
本書のほとんどが、某有名宗教団体と日本
会議との関係性、人材的結びつきの論証
に費やされているのだが、正直いって、
形式的というか、「証明度」とでもいうか、
そういう点からすると、状況証拠レベルを
出ていない。
しかしながらそれは、著者の責に帰される
べきものではなく、現段階においてかなう
限り、最高レベルの「調査報道」ノン
フィクション作品になっている、という
のが、松的評価。
謂わば、なかなか正体(^^;;を現さない
相手に対して、地道に傍証、状況証拠
を積み重ねて真相に迫って行っている、
と言うべきモノだろう。
そういう点から、確かに読みながら座り
心地の悪い感じもしなくはないが、
かと言って調査報道作品として否定
されるべきか、と言えば、決してその
ようなコトはない。
ネット言説や、一部?「タレント」右派
言論界では、単純な二項対立図式レベル
の議論が多いように思えるが、少なくとも
生産的な議論をしようとするなら、本書
はそのための「基本文献」として、一読
するに相応しい作品だと思われる。
現代日本の保守的政治潮流に関心が
あるのであれば、一読をお勧めする。