目的を持つこと | サポートライター みけ の独り言

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今回は「目的を持つ」事について考えてみます。目的があるとその行動を取る理由が明確になります。また、結果を予想して行動することになりますので、行動にしても思い(志)にしてもブレる心配がなくなります。この辺りをもう少し詳しく考えていくことにしましょう。

目的を持つということは、まずその理由が必要です。「何のために目的を持つのか」ということですね。目的を持つという事は、何かを効率よく仕上げたいという意図があるはずです。何かの意図を持つことが理由として有って、その意図を成し遂げるために、またその後にどうなりたいかといった具体的なイメージがあって、それを目指すという目的があるという事になります。目的があると、そこに辿り着くまでの行動計画が作りやすくなります。また、目的があれば行動に一貫性が生まれますよね。モチベーションも維持しやすくなります。個人ではなくチームで動く場合だと、メンバー全員で目的を共有することでチーム内の各担当者間で協力体制を築くことも可能です。

反対に、もしも目的が無い状態で何らかの行動や行為を起こす事になったとするとどうなるでしょうか。「何のために」という目的が分からずに、あるいは目的を知らされずに行動しろと言われても(せめてゴールくらいは指示されるでしょうが)、何も出来ないと思いませんか。

それほど目的を持つという事は大切な事なんですね。学校生活で出て来る疑問に「こんなことを習っても、社会に出たら何の役にも立たない」というものがあります。実際にその通りなのですが、これに対する明確な説明や答えが示されたという話は耳にした事が無いように感じているのは私だけでしょうか。遊びたい盛りの生徒さんたちに、目的も理由もわからずに勉強しろと言っても、そりゃ難しいでしょう。大人が自分で仕事の意味を考える時でも結構大変なのに、人生経験も少ない生徒さんが相手では、キチンと理解できるように話が出来る指導者は少ないでしょうね。

目指す姿を具体的に描いたものが「ビジョン」ですね。そして、その姿を実現するために具体的に設定するのが「目標」、そのために何をするか、誰とするか、いつまでにするかなどの時期や内容を加えたら「スケジュール(行動計画)」になります。モチベーションが必要になるのは、主にその行動計画を推し進めている時でしょう。行動しているうちに、ビジョンとどこで繋がっているのかが分からなくなったりすることはありませんか。せっかく「そのために~」と考えて作ったものですから、ビジョンも行動計画も、今取り組んでいる課題も、全部繋がっているはずなんです。その理解が無ければ、なかなか前には進めません。

企業などでは「会社の理念」「クレド」等の規範を示されていることもありますが、そもそも何のために創業したのかの理由が明確にされていない所も見受けられます。古参の社員さんたちが現役で頑張っているから必要ない場合もあると思いますが、経営者や社員さんたちの世代が変わると、創業時の思いなどは次第に風化していくことも出て来るでしょう。こういった時に「会社の目的を示すもの」が有ると無いとでは大きな差が出て来るかもしれません。場合によっては「会社の存在意義」に繋がる可能性も出て来ます。

個人が目標クリアを目指す場合はここまで大きな話にはなりませんが、やはり目的が有ると無いとでは違ってきます。ということで、目標がある場合のメリットとデメリットを考えてみることにします。

まずメリットです。一つ目は、モチベーションを高い状態で維持が出来るという事です。「何のためにこれをするのか」が明確になればその結果であるビジョンが達成できる、そのことを理解できていればモチベーションは高く維持することが出来ます。それがそのまま行動する意欲になりますので、好循環が生まれます。

二つ目は、効率良く進めることができるという事です。必要な事をピックアップして行動計画にしているはずですよね。道草を食っているヒマはありませんし、モチベーションが高ければそんなこと自体をしないでしょう。そういう意味で、ムダな時間を過ごす事が無くなります。

三つ目、ゴールが明確ですから、気持ちの上でも行動の面でもブレることがありません。悩んだり迷ったりするのは最初のうちだけにしておいて、動き出したら脇目も振らずに突き進むことが必要です。目的が明確ならばそこに辿り着きたいという意欲も出て来ますので、動き始めてまだ迷っているなんてことは無くなるでしょう。

四つ目、目的が有って、達成したいから行動しているわけです。そんな状態なら、メンタルの面でも気持ちに張りが出て来るのではありませんか。やる気になっているのですから、精神的にも肉体的にも良い状態が維持できるんじゃないですか。気持ちも前向きになりますので、あまりネガティブな事は考えなくなるでしょう。これも大きなメリットですね。

デメリットがあるとすれば、目標達成に特化しますので行動が効率よくなる分、知識や人間性の幅を広げるような面が疎かになるかもしれない、そんなところくらいでしょうか。

目的はおろか、目標も持っていないという人はまずいないと思います。「こうなりたい、こうありたい」という姿が少しでもあれば、それに向けて何らかのアクションを起こすことになると思います。「自分は何の欲も希望も無いから無気力にただ過ごしていればいい」という人も稀にはいるかもしれませんが、それはあまりにも悲しいと思いませんか。自分のペースでよいので、いつもちょっと上を見るくらいの気持ちを持っていただきたいものです。