潜在意識の方向付け | サポートライター みけ の独り言

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電子書籍のはなし、文章のはなし、ことばのはなし、書く事、話すこと、ゆめのたねで喋っていることなど、言葉にまつわるいろいろなことを中心に、書いてみたいと思っています。

 

潜在意識について、今回はその書き換え方といった内容になります。前回までの話で「潜在意識の便利さと不便さ」がいくらかでもお判りいただけたと思いますが、問題は「自分はどんな方向に進みたいか、目指すものは何か、そこに連れていってくれ」という願いをどうやって実現するかということでしょう。

言い換えれば「潜在意識を変える」事ができれば、さほど難しいものではなさそうなのですが、どうやって潜在意識を変えるか、そこが問題なんですね。書店に行けばこのようなテーマを扱っている書籍が並んでいます。インターネット上でも、様々な情報が飛び交っています。その、どれもが参考になるんですが、どれもが怪しい(?)なんて考えてしまったり、しませんか?

生まれた時って、潜在意識はどうなっているんでしょうか。ふと、そんな疑問を持ったのですが、もしも最初は真っ白な状態だったとしたら、今の自分の潜在意識は何色なんでしょうか。それよりも、生まれた後にどんなものが中に入ったんでしょうか。

自分が意識したかどうかは別としても、外から入ってきたものが多いんじゃないかって思いませんか。もしそうならば、「なりたい姿」というテーマであったとしても、いろいろと望ましくないものが入ってしまっているかもしれませんね。

例えば子供のころ、将来はこんな人間になりたいといったことをしゃべったら、横から親が「あんたにできるわけない、あんたにはムリ」なんていわれていたらどうでしょう。それがたとえ親切心や親心だったとしても、ひょっとしたらこれほど迷惑なことはないのかもしれません。伸びようとする本人の気持ちを摘んでしまっているわけですから。

こんなことが何度も続けば、誰だって「自分には無理だ」と考えるようになるんじゃないでしょうか。そして大人になってから「あんたはもっと頑張れたのに・・・」なんて親からいわれたりしたら、それこそ「立つ瀬がない」状態ですよね。思わず恨んでしまうかもしれません。

大人になったらというのは少し遅い気がしないでもありませんが、それでも何もしないよりは全然良いはずです。その方法として、「潜在意識の上書き」といった表現が用いられることが多いようですその競技にその競技にの向きを変える、方向転換させるというのでは大変です。そもそも、そんなことができるんでしょうか。

それよりも今の潜在意識が持っている考え方や捉え方の状態が気に入らないのであれば、違う方向付けの内容をどんどん繰り返して考えたり思い描いたりして、潜在意識の内容そのものを別の方向に置き換えてしまう方がラクそうだと思いませんか。

アスリートの人たちが行なっている「イメージトレーニング」も、自分の潜在意識を書き換えることが目的ではないかと思っています。「ドキドキする」「不安だ」「もっと頑張らないと」といった気持ちがホンネでしょう。これは自然な事ですが、それに押しつぶされてはいけません。

何度も何度も繰り返して、その競技で優勝したところをイメージして、自分でも「優勝して当たり前だ」と思ってしまうくらいまで自分にも自信が持てたら、きっと結果もついてくるでしょう。もちろん、その裏付けとしての練習は欠かせませんよ。

ここまで、結構な量を書いてきましたので、具体的な書き換えの方法については、次回に譲ることにしようと思います。ゴメンナサイ。