潜在意識の特徴 その2 | サポートライター みけ の独り言

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電子書籍のはなし、文章のはなし、ことばのはなし、書く事、話すこと、ゆめのたねで喋っていることなど、言葉にまつわるいろいろなことを中心に、書いてみたいと思っています。

 

今回は潜在意識についての続きを書きます。前回が「主語を理解できていない」といった、誰の事もすべて自分事として捉えてしまうという特徴について書きました。今回は「繰り返したことほど反応する」といった内容から始めます。

潜在意識って、物事を忘れるという事がないんだそうです。とにかく、いろんなことを覚えているという場所なんですね。そして、その中でも特に大事なものと判断したことは、すぐに出してきて反応できるような、まるで臨戦態勢のような状態にしているという特徴があります。

同じことや思いを何度も繰り返すという事は、潜在意識にとってはそれだけ大事なことだからという判断になるらしいんです。なぜかというと、命にかかわりかねないトラブルといった判断になるようですね。ほとんどの場合はそこまで大変な物事ではありませんが・・・。

日々繰り返される何気ない毎日の言動も、同じことをループするように毎日繰り返しているとそれだけ記憶が強化されていったり、自分にとって大事な事なんだと判断されたりしてしまったりする可能性があります。つまり、さほど大事ではないことでも毎日同じことを繰り返して考えていると、それが潜在意識の中で強く残っていって、その人の考え方やクセの傾向、もっと言えば習慣にまでなってしまうということなんです。

どうでもいいようなことを毎日繰り返して考えていたりすると、それを考えたりその状態を維持したりすることが大事な事だと判断して強く記憶に残してしまう結果、その状態からどうしても抜け出せなくなる、そんな可能性も出てくるんです。そうなってしまうと大変です。習慣になってしまったそのクセを変えるために、とても大きなエネルギーを費やさなければならなくなりますから。しかも、新たな習慣を作るためには時間もかかりますが、何よりも最初のうちは意識して言動を変えなければなりません。

普段から何気なくやっている(かもしれない)自分の言動の中に自分の居心地の良さを見つけてしまっているのですから、なかなか変えることに労力が要るんですね。誰の言葉だったかは忘れましたが、繰り返すことで知らないうちに自己暗示をかけている状態になるのだそうです。

自己暗示もどうせなら良い習慣づけに利用したいと思いませんか。「いつもピーピーしているな」と普段から考えていたらそう念じていることになってしまうみたいですから、その状態が居心地がよいのだと潜在意識が判断してしまいます。なので、ウソでもいいから「大金持ちだ、有り余って使いきれない」くらいに思っていた方がよさそうですね。

でもこれ、ウソだと自分で思いながらやったらだめですよ、ウソだって自分で分かっているわけですから。それから、「本当にそうなるわけないよな」なんて疑っていてもいけません。自分で間違うくらい信じておかなければ、自己暗示としては弱くなります。そのためにも、言葉より情報量が多いイメージを活用して「ありありとした現実像を思い描いて、その中の自分が本物の自分だ」と信じ込むくらいにしないと。そして、これを習慣づけ(クセにする)くらいの期間は続けないと身につかないという事になります。

潜在意識って、本当にじゃじゃ馬のようですね。信じる者は救われるのか、それとも騙されるのか・・・。