大日如来
ご真言 オン バザラダト バン(金剛界)
ナウマク サマンダボダナン アビラウンケン(胎蔵界)
■別名 大日さん 摩訶毘盧遮那仏 遍照如来仏
■金剛頂経(金剛界) 大日経(胎蔵界) 理趣経
十三仏の13回忌導師。
大日如来は摩訶毘盧遮那(マカビルシャナ)の訳で、その発達した形態。宇宙の全てを仏格化し、色も形も超越した絶対的な仏、諸仏の根本の仏として位置づけらている。それを表現する為に、何も装飾を身につけないという如来の約束を破って、五仏の宝冠や瓔珞・腕輪(腕釧)などの飾りを身につけて、一見菩薩の姿のように華やかな姿で表す。
金剛界の大日如来、は金剛界曼陀羅の主尊。智拳印を結び、智慧法身。大日如来の知恵で全てを断ち切る金剛の石のような強い働きを示す。
サンスクリット語ではマハーヴァイローチャナ、すなわち「偉大な光照者」。空海の開いた真言宗において、最も重要なブッダ。弘法大師(空海)によると、あらゆる宗教における神や悪魔は、すべて大日如来の顕現であり、大日如来の身体は宇宙そのものである。同時に、1粒の微塵の中にも大日如来は存在する。大日如来は、白蓮華に坐して瞑想を行っている姿で、両界(胎蔵界・金剛界)マンダラの中心に描かれる。
大日如来は、真言密教において一切諸仏諸尊の根本仏として帰依し観想されている本尊です。
大日如来の名前は、大日の智恵の光が、昼と夜とで状態が変化する太陽の光とは比較にならないほど大きく、この世の全てのものに智恵の光をおよぼして、あまねく一切を照らし出し、また慈悲の活動が活発で不滅永遠であるところから、特に太陽である「日」に「大」を加えて「大日」と名づけられています。
真言密教の根本経典である『大日経』と『金剛頂経』には、衆生の救済者としてそれぞれ異体的な性格をもち、特定の誓願をもった諸仏諸菩薩をはじめ諸神が説かれていますが、これらの全ての諸尊は、大日如来より出生し、大日如来の徳をそれぞれが分担し、また衆生救済にあてられている諸尊の働きも大日如来の徳の顕現であると説かれています。
金剛界大日は、胸の前にあげた左拳の人差し指をのばし、右の拳をもって握る「智拳印」を結んでいます。
密教では、大日如来は宇宙の真理を表すとされ、また宇宙そのものとされます。大日如来は宇宙そのものを神格化したものであり、一切のものは大日如来から出生するとされる。つまり、一切のものは大日如来に胎蔵されるのであり(胎蔵界)、また一切のものは大日如来のなにものにもおかされない堅固な智の顕現でもある(金剛界)とも考えられる。
大日如来は宇宙を神格化したものですから、当然私たちを含め全てのものは大日如来によって生じ、大日如来に含まれるということになります。ですから全てのものが大日如来であり、私たち凡人でも即身成仏ができるのです。
密教の根本仏である大日如来ですが密教系寺院の本尊として祀られている数は少ないようです。
しかし、全ての仏様は大日如来の徳の現れですので、どの仏様を拝まれても全て大日如来に帰することになります。
不動明王とは・・・
不動明王は悪魔を降伏するために恐ろしい姿をされ、すべての障害を打ち砕き、おとなしく仏道に従わないものを無理矢理にでも導き救済するという役目を持っておられ真言宗の教主「大日如来」の使者です。
お姿は、目を怒らせ、右手に宝剣を持ち左手に縄を持つ大変恐ろしい姿をしておられますがそのお心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちております。