暑中お見舞い申し上げます。
灼熱の太陽の下で咲く愛らしいさるすべりの花
「百日紅」と書くように、九月くらいまでは私たちの目を楽しませてくれる。
なんという暑さか。今日の東京の最高気温は37度だという。猛暑じゃなくて狂暑である。老いの身には息絶え絶えの日々である。
毎日、朝から晩まで一日中クーラーをつけっぱなしにして、家に閉じこもるよりしのぐ方法がない。こんなことは初めてである。
誰が言ったか地球沸騰化。温暖化ではなく沸騰化とはよく言ったものである。
だが、人類は地球沸騰化を叫びながら、その沸騰化にどんな手立て、改善策をとってきたのか甚だ心もとない。
その主な原因であるCO2の発生を抑えるため、再生可能エネルギーに切り替えようとしているが、果たしてうまく進んでいるのか。調べてみると再生可能エネルギーの割合は、まだ20.3%(2021年)にすぎない。今なお、火力発電や車の排気ガスから夥しいCO2が発生しているのが現状だ。
それにしても人類は、この地球沸騰化に対して手をこまねいて堪えているだけのように思える。自然現象の前にはなすすべはないとあきらめているのじゃないか。人類にはこれを解決できる知恵はないのか。何か起死回生の方法があるのか。
私など老人は残り少ない人生だからまだいいが、子供・孫たちの時代にはいったいどうなるのか。地球が滅亡してもおかしくない。人類はそれを黙って受け入れるのか。