普通ならお盆を過ぎれば、残暑の季節になり秋の気配も漂ってくる。

だが、今年はもう九月だというのに堪らない暑さが続いている。昨日も午後から図書館に出かけたが、照りつける日差しは強烈で、アスファルトの照り返しを考えれば40度近い温度になっていただろう。

ちなみに、欧米の都市の気温を調べたら緯度の違いもあってか東京と比べずいぶん低い。シンガポールや東南アジアの都市でもせいぜい32~33度程度である。日本の暑さは異常である。

 

 そのためもあってか体調がすぐれない。この一ケ月半で四回も病院に通った。

一度目は38度近い熱が出て、かかりつけの病院に行った。コロナを疑ったがそれはなかった。二度目、熱があり身体が火照って寝られない。また、かかつけ医へ。このかかりつけの病院は空いていて、まず待つことはないのだが、薬はあまり出さない。出しても漢方である。それが不満である。

三度目は、夕食後嘔吐が続いたので緊急病院を探し駆けつけた。結局は胃腸障害で薬を処方してもらい帰った。土曜日の夜九時を過ぎていたが患者はひきもきらない。時々救急車で運ばれてくる患者もいる。ぐったりソファに寄りかかりながら眼を瞠る思いでそれらの情況を眺めていた。四度目は腹が張ってしょうがないので、近くの消化器内科に行った。緊急病院と同じ診断、処方を受けた。

暑さのせいかどうかはわからないが、これだけ暑いと普段の体調が維持できないことはあり得るだろう。

 

 何時までこの酷暑は続くのか。

昔、雨が降らず干天が続くと農民たちは雨乞いをした。専門の祈祷師のような者もいて雨の降るのを祈祷した。私は、シャーマニズムや霊媒といったものは信じないが、今すぐに祈祷によりこの暑さを下げてくれれば、信じてもいいとバカなことを考えている。