ブログに書いてきた記事を一冊の本にまとめた。これで八冊目である。

前回の『それぞれの西行』は、数多くの西行論を中心に定家論そして「源氏物語」や「平家物語」など日本の古典文学について書いたものである。

今回の『こんな本を読んできた』は、タイトルのとおり今まで読んできた本、とくに政治的、社会的なテーマについて書かれた本の書評・感想を中心にまとめたものである。とりわけ九年の長きにわたり連載してきた「天皇論を読む」が半分近くのウエイトを占めている。

 このように冊子にして残す意味は何だろう。読み返すことによって自分の考えを何度も咀嚼するていどのことで、あまり深くその意味を考えたことはない。たんなる道楽に過ぎないと自分では思っている。

しいて言えば、このブログを書く励みにもなる。この世とお別れするまで、もう一冊ぐらいは出したいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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