先月に続き愛媛県へ。山陽道が一部通行止めのためいつもより一時間早い7時過ぎにスタート。それでも伊予小松についたのは10時過ぎ。そこからが「遍路転がし」でも最難関の一つの六十番札所横峯寺へ。曲がりくねった山道の先には最悪クラスの有料道路。前回行った際には山道が楽に走れると思い込んでいました。

こんな山の中にかつてはそれなりの集落があったそうだが,なぜこんな山奥に・・・,海抜780mもあるのですよ。

このあとはすぐ西にある別格20霊場の11番生木地蔵 正善寺。ここは田舎の平地にありすぐ辿り着けます。

左に横たわっているのは,弘法大師が一夜で地蔵菩薩像を掘り上げたと言われる楠の大木です。

 この次の別格20霊場の10番西山興隆寺。これも平地のお寺とばかり思い込んでいたのですが,それなりに山道を走ります。そして,

いつも悩まされる長い階段です。

なかなか大きな建物が並びます。境内に立派な石垣があることでも有名なのだそうです。

そして次は48番札所 西林寺別格9番札所文殊院(ここは別格なのになぜか「四国遍路開祖発祥地」だとか・・・ ),48番札所 八坂寺,46番札所 浄瑠璃寺と幾分「逆打ち」で初日は終了。

 宿は前回に続きシティーホテル。大洲のすぐ東隣の内子町。ここは部屋のユニットバスしかないので,少し離れた山間の温泉に行くつもりでしたが,時間切れ。調べると大洲にも日帰り温泉 (ただ泉源が枯れ,温泉と名乗れなくなっている )で汗を流し,夕食を済ませ早めの就寝。

 

 二日目は早めにチェックアウトし,別格八番十夜ヶ橋 永徳寺へ

ここは異色中の異色,「弘法大師が野宿した」という言い伝えのお寺。少し前の水害で被害が出て再建中。

次にすぐ別格七番 出石寺 (しゅっせきじ )へ行としたのですが,以前見そびれていた大洲城への方が近いと。ここは小さいながら天守などはきちんと再建されていてそれなりに見応えがあります。

開城まで少し時間があったのですが,景色を楽しんでいると少し早めに中へ入れてもらえました。

新しい木材を使用しての再建ですが,一部は昔の古い木材を使っているところも・・・。ただ,忠実に再建と言いながら写真に写っている木は全て現在の「かんな」で仕上げているのです。

こんな張り紙も人によっては嫌うでしょうが笑わせてもらいました。一人旅のおばさまとの話に花が咲いてしまい少し遅くなってしまっているのに,せっかくなので少し遅い「朝風呂」へ。ところが「道の駅 八幡浜みなっと」が目に入りのぞいてみることに。驚いたのは魚市場。今まで見たことのないような安値の魚が並んでいて,買い物客も大勢。ですぐ近くにある温泉を目指すとナビが案内を終わるのに建物が見当たらないのです。道路の右手にあると表示されるのに全く違う建物ばかり。検索し直しても結果は変わらずで,スマホで調べ直すと少し離れたところに。

「八幡浜黒湯温泉」とい珍しい黒い湯の温泉ということでしたが入ってみると若干濁りがある程度。長湯は疲れが出ると困るのですぐ出て,先を急ぎます。が,やはりきちんと下調べせずにナビ頼りに走ったところとんでもない山道へ。

地図中央から右上に伸びるクネクネ道。なんとまたしても海抜600m程度の曲がりくねった山道を登り

たどり着いた寺は海抜800m。

かなり立派なお寺さんです。でお参りを終え,車に向かって歩いているととんでもなく綺麗な蝶がひらひらと・・・。すごくカラフルで今まで見たことがないもので,あとで調べるとどうやら「アサギマダラ」。

この後の予定は四十四番札所大寶寺と四十五番岩谷寺のつもりでしたが,宿がずっと北の鈍川温泉としたため,断念し五十二番札所 太山寺五十三番札所 圓明寺へ。

あとは宿に向かうだけになるのですが,予定通りに回れずすごく無駄なコースになってしまったのです。三日目 (10/4)がキツくならないことを願うばかりです。

 夕食は

期待していた「鴨鍋」は写真でわかるように三切れの鴨肉だけ。お上の字訓する田舎料理でしたが,うまかったのはお米だけ (ちょっと言い過ぎかな )

 

 つづく