朝の空気がまだひんやりと感じられる季節。窓の外を見ると、若者広場の桜が少しずつ色づき始めているのがわかる。
午前中のミーティングを終え、一息つくためにサンドイッチを作った。シンプルなものだけれど、こういう時間がちょっとしたリセットになる。サンドイッチを頬張りながら、再び窓の外へ視線を移す。桜はまだ満開には遠いが、少しずつ春が近づいているのを感じる。
そんなとき、家族がふと「骨折からもう一年経ったね」と言った。
そうだった…と、一年前の出来事を思い出す。
去年の今頃は、不便さに苛立ったり、思うように動けないもどかしさを感じたりしていた。でも、その一方で、多くの人に助けられたことも忘れられない。改めて、支えてくれた人たちへの感謝が湧いてくる。
「どこに焦点を当てるかで、日々の景色は変わる。」
一年前は痛みや不自由さばかりに目が向いていたけれど、今思い返すと、優しさや温かさの記憶も確かに残っている。人はすぐに忘れてしまう生き物だから、時々こうして振り返る時間が必要なのかもしれない。
満開の桜を見逃さないためには、どうしたらいいのだろう。
日々の中で、何を大切にしていけばいいのだろう。
そんなことを考えながら、もう一度、桜の蕾をみつめた。
満開の桜も散っていく桜までも楽しみたい。








