テレビで清家(櫻井翔)がインタビューを受けている様子を見ている道上(水川あさみ)たち…
清家はそこで「首相公選制」を説いています
〈以下ネタバレあります〉
アメリカの大統領選と同じような事をやりたいと考えている清家
道上は「いったい誰が言い出したことだろう」と思います
このことで一番得するのは清家ではないか
政界でも、諸橋大臣(矢島健一)はあまり面白く思ってないらしく、清家は調子に乗るなと釘を刺されます
その頃、鈴木(玉山鉄二)は引退したベテラン秘書から、失踪した諸橋の元秘書・富樫(吉岡睦雄)の情報を得ていました。
彼は今裏社会で生きており、隠蔽やら諸橋の汚れ仕事をしていると言うのです
それは、諸橋がBG株事件の関与を隠蔽し道上の父親を事故に見せかけて殺害する指示を出した可能性が高まったということ
道上たちが富樫が出入りしているバーを見張っていると、入っていく富樫を発見。
面が割れていない山中(丸山智己)が店に潜入しますが富樫にバレてしまい、結局逃げられてしまいます
その翌日、富樫は遺体となって発見されます
当初は自殺と見られていたのですが、その後、ビルから突き落とされたものの命を取り留めた富樫の部下・村井(宮嶋剛史)が色々と証言したようで…
村井の写真を見た道上は、彼が自分を尾行していた男だと気づき、ゾッとします
村井は道上の父親を富樫の指示で事故に見せかけ殺害、父親のパソコンを破棄したことを自供します
そして、富樫に指示したのが諸橋であることも証言したのです
諸橋は「チンピラの言うこと」と断固認めないものの、マスコミやら民衆の糾弾は厳しく、羽生総理(大鷹明良)は病気療養という名目で諸橋を大臣の座から退かせることに
こうして、清家の政界での立場は益々確固たるものに
再び死人が出たことで、道上は愛媛に向かい浩子(高岡早紀)と対峙
そこは浩子が清家に和田島(加藤雅也)が本当の父親だと打ち明けた場所・外泊。
そこで浩子は「復讐」について語ります
中国から日本に連れてこられた母親のこと、その後日本人との間にできた自分がいたために中国に戻ることもできなくなったこと
やがて「復讐」と言いながら酒に溺れていく母親を見ながら育った浩子は「私は決して溺れない、他人だけじゃなく自分自身もコントロールする」と誓います
そんな時に和田島と出会い、和田島は母親に操られていることを知り、興味を持った浩子は、母親を亡くして自暴自棄になった和田島を、今度は浩子がコントロールすることに
「この国への復讐をしようとしたんですか」と尋ねる道上に浩子は「そうよ」と言います
一郎をみごもった浩子でしたが、その出自により和田島とは一緒になれず、日本の苗字を得るために一郎ごと引き受けてくれた清家と結婚。
しかし、清家は浩子に暴力を振るうように
その後、清家は事故死したと言います。
その時浩子が相談したのは和田島。
彼が清家に何かをしたとしても、今更知る方法もありません
一郎は和田島のいいところを受け継いで、いい子に育った…
あの子が出世をする度に、全てを捧げて良かったと言う浩子
あなたは清家さんに権力を握らせて、この国をどうするつもりですか
彼を裏で操るハヌッセンはあなたなんですよね
そう尋ねる道上に浩子は言います。
「ここまでよく調べあげたわね、でも肝心なところにはたどり着けてない」
去って行こうとする浩子に道上は「あなたは証拠のテープを持っていますよね、事件の隠蔽に関わっているのですか」と聞き「清家さんの論文を鈴木さんに送ったのは何故ですか」と尋ねると…
「私は送ってない」と言う浩子
「じゃあ、誰が…」と驚く道上に「あなたに話すことは何もない」と言い捨てて、浩子は去って行くのでした
ついに浩子が罪を告白かと思ったら…
何だか意外な方向へ。
果たして、清家を操っているのはいったい誰なのか
浩子でもないとしたら…
もしかして、清家は誰にも操られていなかったとしたら…
翔くんの笑顔が、不気味に思える日が来るなんて…
来週が、楽しみです