直言(岡部たかし)らが贈収賄の容疑で逮捕された「共亜事件」が世間の注目を集めたことで、大学に行けなくなった寅子(伊藤沙莉)でしたが、花岡(岩田剛典)の助けにより、再び大学に戻れることに
〈以下ネタバレあります〉
穂高(小林薫)が直言の弁護を引き受けてくれることになり、猪爪家の皆は安堵するものの、肝心の直言が自身の無実を認めようとせず、寅子は花岡らと調書内容を一つずつ確認し始めます
しかし、調書からは無実の証拠は掴めず暗唱に
そんな中、母・はる(石田ゆり子)が毎日つけている日記手帳を見た寅子は閃きます
それと調書を照らし合わせると、齟齬が14箇所もあり、それを盾に直言に迫ると、ついに検察に強要されてやってもいないことをやったと偽証したことを認める直言でした
それでも罪を認めると言う直言でしたが、寅子が襲われたことで意見を翻します。
法廷で検察に偽証を強要されたことを、証言するのです
そして、その際革手錠をされたことについて、人権蹂躙だと穂高が言及。
そこから、世間の風向きが変わります
それでも自白を盾に検察は一歩も引きません。
この件の担当となった判事・桂場(松山ケンイチ)は、この件の黒幕である政治家から暗に圧力をかけられますが、それこそ、桂場の最も忌み嫌うことでした
迎えた判決の日。
固唾を飲んで見守る寅子とはる
判決は無罪
100回を超える審議がようやく終了。
1年半に及ぶ戦いがついに終わったのです
「寅、ありがとう、父さんの言うことを信じないでくれて良かった」
直言の独特の言い回しが泣き笑いを誘います
何より、はるさんの涙が心を打ちました
甘味処で桂場を待っていた寅子は、彼に礼を言います。
そして、清らかな水を守るごとく、法律自体が守るものだと思いますと、桂場に告げる寅子
そんな寅子を頼もしく思う桂場でした
松山ケンイチさんは、やっぱりいいですね
そして、今回は寅子ちゃんのパパ、岡部たかしさんが良かった
まじめで優しいパパが無罪となって、本当に良かったです