狩山(木村拓哉)は、会社を守るために一度は蓋をした真実を明らかにし、余命いくばくもない愛する妻・玲子(天海祐希)に会うために決死の覚悟で刑務所からの脱走を計画
〈以下ネタバレあります〉
大怪我を負い、外の病院へ護送されることに
刑務所より病院の方が脱走しやすいと考えての行動でしたが…
あろうことか区長の林(上川隆也)がついてきて、病室で二人っきりで対峙
逃走の目的を問い質されます。
そこで、林からかつて冤罪事件の犯人を救えず、それどころか怨みをかって家族を犠牲にしてしまったという過去を聴きます
それ以来囚人に肩入れすることはしなくなったと言う林でしたが、狩山の脱走には協力すると言い出します
信じる、信じないは勝手と言う林を置いて、雨の中、窓から逃走する狩山
部屋に残った林は、水からの額を壁に叩きつけると血を流し、その場に蹲ります
やがて病室に戻って来た刑務官たちは、その驚きの光景に、狩山を追いかけます
一方、相変わらず勝手に玲子を追いかけ回していた黒木(竹内涼真)に、狩山追跡の司令が…
狩山はまず、同房のヒロト(濱田龍臣)の彼女のやっている洋品店へ行き、共に逃げようとしたこと、今も愛してると言っていたと伝えます
彼女は喜び、一晩匿ってくれると言いますが、狩山はスマホだけ借りることに
その頃、黒木は玲子の自宅を尋ね、狩山の脱獄を知らせ、連絡があったらすぐ通報するようにと告げます
そんな黒木に、玲子は「亡くなった若松さんとはどういう関係」と尋ねます。
黒木は「兄だ」と答えます
「あの事故の原因を作った狩山を恨んでるの」という質問には笑うだけでしたが
黒木たちが帰った後、狩山からの電話を受けた玲子は「罪を重ねないで警察に出頭して」と説得するのですが、真実を明らかにしたいと狩山は引きません
そんな中、ヒロトの彼女が裏切り、狩山が店にいることを通報します
警官に囲まれる中、通風口から逃走する狩山
駆けつけた黒木が、狩山の逃走経路を読んで立ち塞がります
銃を構える黒木
緊迫した空気が走ります
一瞬の隙を着いて逃げる狩山
彼が向かった先は
それは龍神橋の事故現場でした
「やっぱりここだった」…
玲子は狩山を心配し、優しい言葉をかけるのですが…
この時の甘える年下夫に「甘えるなっ」とビシッと言う天海さんが、かっこよかったですね
そこには警察の手も迫っています
果たして、狩山の運命は
「プリズンブレイク」かと思ったら今度は「逃亡者」な展開でしたが、狩山の逃走劇はハラハラドキドキで面白かったですね
そして、林の真意はどこに
誰の指示を受けているのか
なんだか頼りにならない弁護士役の斎藤工さんも、ちょっと危ない感じの黒木役の竹内涼真さんも、ロボットみたいな林を演じる上川さんも、誰もがいつになく不気味でかっこよくなくて…
そんなところが、このドラマ、ちょっと面白いなぁと