三木本(鶴見辰吾)に報告する住民のネタに困った半助(池松壮亮)は、飼い猫のトラの悠々自適な生活について書き始める始末でしたが…
〈以下ネタバレあります〉
タツヤ(仲野太賀)に言われて、ホームレスの親子を追いかけます。
父(又吉直樹)と息子(大沢一菜)の二人は、仮設住宅の施設内でダンボールハウスを作り、街の外で息子が食料を調達することで暮らしていました
父親は「リッチ」と書かれたトレーナーを着ており、半助は彼をリッチマンと呼ぶことに。
リッチマンは、元は大卒のエリートと噂されるほどのインテリらしいのですが…
リカーショップで働くオカベ(渡辺大知)は、リッチマンの息子に食料を渡していたのですが、不況によりうまい棒ぐらいしか渡せなくなり、申し訳なさそうで
そんな中、少し遠出をした息子は高級天ぷら屋の親方に温情を受けます
奇しくも半助の相棒・猫のトラと、争うことになったりして
後日、この親子の様子を三木本に報告した半助は、口座に5万円が振り込まれたことを知ります
それで、炊飯器を買う半助。
そして、仮設住宅に戻ってくると…
福祉課の面々がやって来て、ダンボールハウスが強制撤去されてしまいます
家を失った人じゃないと仮設住宅には住めないから、ダンボールハウスを作ってそこに密やかに暮らしていた親子
誰が通報したんだ
非難する囁き声が聞こえてきます
半助は三木本に電話をします。
「俺ってスパイ的な…」と尋ねると「こういうのをまた、頼む」と三木本は、あの高級天ぷら屋で女の子を横に置いて食事をしていたのです
翌日、たんばさん(ベンガル)に賭け将棋で勝ってしまった半助。
「俺の秘密を見せてあげよう」とたんばさんに連れて行かれた所に壊れたトラックがあり…
なんと、その荷台にあのリッチマン親子がいたのでした
半助は、翌日から人足のアルバイトを始めることに
三木本に「何か変わったことは」と聞かれて答えます。
「何もねぇっす」
今日も仮設住宅の中を六ちゃん(濱田岳)は「どですかでん」と言って走っています
なんだかとても心がほっこりしたお話でしたね
トラ役が皆川猿時さんだったなんて
クドカンさん、今回も最高でした