晴見フィルが仙台オーケストラフェスティバルに参加することができることに
晴見フィルにとっては、今後の活動を続けるための最後の望みであり、最後の演奏になるかもしれません
〈以下ネタバレあります〉
しかし、再び皆で演奏できることに古谷(玉山鉄二)たちは大喜び
けれど、遠征費用も練習場所もなく課題は山積みでした
その後、璢李(新木優子)の尽力で、ようやく晴見フィルの練習場所が見つかります
それは、熱海にある保養施設でした
響(芦田愛菜)も大輝(宮沢氷魚)に誘われて、一緒に車で現地に
そんな折、ドイツのシュナイダー先生から俊平(西島秀俊)に譜面が届きます
その譜面にインスピレーションを受け、俊平は久しぶりに曲作りに没頭します
そして出来上がったのは「晴見フィルシンフォニー」
それは、最初にアドリブで皆で作った曲だったのです
その譜面の下にシュナイダー先生からの手紙も入っていて…
それを読んで泣いていた俊平を見てしまった響は、俊平がその場から離れた後、読みます
5年前君が指揮者を辞めた時、伝えたいことがありました。
君が辞めた理由は、僕がかつて四国の小さな町に逃げた理由と同じだと思う。
僕は妻を亡くして、君は娘さんの心を失って。
そんな僕の心に灯りをともしてくれたのが君だった。
18歳の君の真っ直ぐな情熱が、ずっと忘れていた情熱を思い出させてくれた
そういう誰かが今、君と君が愛する響のそばにいますように。
君と響のこれからの時間が豊かでありますように
保養施設で「晴見シンフォニー」を演奏する晴見フィル
「私たちの住む町とこのオケのメンバーの物語をこの曲で~」
音楽合宿から戻って来た響は、大輝に過去について打ち明けます
私の家には常に音楽があった…
パパと一緒にヴァイオリンを演奏すること…
それが私の夢だった。
小さい頃はいつも優勝するような子だったけれど、それも続かなかった。
それでもパパと演奏するためには、私には必死で練習するしかなかった。
苦しくて苦しくて…
15歳の時のコンクールで奇跡が起きた
最高の演奏ができて喜びの絶頂にいた私に、パパはダメ出しをした。
今のが私の最高、それ以上なんてムリ
私は逃げ出して、事故にあい…
病院に来たパパに「もう会いたくない、音楽も辞める」と泣き叫んだ
その日パバは指揮者を辞めた
「自分のせいだ」と言う響に、大輝は言います。
「でもマエストロは帰って来た、響ちゃんのところへ」
響は家に帰ると、5年間、俊平から送られてきていた手紙を、やっと封を開けて読み始めるのです
そして、買い物から帰って来た俊平に「音楽以外の話題を探すの大変だったでしょ」と言うのでした
イラストが上手くなったよと言う俊平に、少しも上手くなってないと返す響
「マイナス100点が0点にはなったよ」
「約束覚えてる」
そう言って響はヴァイオリンを持ち出します。
俊平はピアノの元に。
そして、二人で「ヴァイオリンコンチェルト第2楽章」を奏でるのでした
「ごめんね私、酷いこと言った」と言う響に、俊平は返します。
あの頃響は長い間一人ぼっちで音楽を…僕は気づいてあげられなくて、崖の上ギリギリに立っていた響を突き落としてしまった、本当にごめん
「私、またヴァイオリン弾いてもいいのかな」
「音楽家なんだよ、ずっと。子供の頃、ガラスのコップを叩いて笑ったあの日から」
「もう大丈夫だよ、パパも私も。長い休みは終わり、前に進もう」
海(大西利空)が、陰で泣いてましたね
私ももらい泣き
ようやく和解した父と娘
焼き栗のエピソードに、焼き栗が食べたくなったりして…
これで、ようやく芦田愛菜さんの笑顔が見れますね